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涼と宏光くんと3人でドライブしてる時に、
一度どうしても食べたいとお願いしたことがある。
「涼さま、宏光さま。
あそこのコンビニのまるまる桃が入ってるゼリーが食べたいです」
「だめです。めんどくさい」
涼に即答で断られたのに
「はは、いいじゃん、ちょっと寄ってこ」
「やった!宏光くん好き!」
「うわ、こいつやば。
目の前で浮気しやがった」
「ごめんね〜涼ちゃん〜
今日からAちゃん、俺の彼女だわ」
「ははは、ごめんね〜」
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「Aちゃん?」
宏光くんからの呼び声でふと我にかえる。
だめだ…
また楽しかった思い出に浸ってた。
「あ!ありがとうねわざわざ」
さっきコンビニに寄ったのって…
わたしのためにこれ買ってくれてたんだね。
そんな宏光くんの優しさに嬉しくなった。
「明日朝迎えに来るから」
「え!?」
「ふふ。じゃあ、おやすみ」
驚いている間に窓は閉まり、
ぶぅーんと音を立てて走り去って行ってしまった。
「はや…」
完全に車が見えなくなるまで見送ると、
自然と笑みがこぼれてきた。
「ふふ…宏光くんぽい」
ありがとう。
宏光くん。
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作者名:None [ノン] | 作成日時:2018年9月19日 23時