91 ページ42
そこには
よく病院もののドラマで見るような
たくさんの管に繋がれた健永がいた。
悠ちゃんが一歩ずつ近づくけど、
私は遠くから眺めるだけ。
目の前の状況が現実かどうかもわからなくて、
立ち尽くす。
そこで健永ママが話し始めた。
「舞台の稽古中に、高いとこから落ちたみたいでね。
打ちどころが悪かったみたい」
「そんな…」
悠ちゃんの落胆した声が聞こえた。
「いつ意識が戻るかもわからないの。
明日かもしれないし、来週かもしれないし、1年経っても戻らないかもしれないし」
これから言われるであろう言葉に思わず息を飲む。
「一生このまま…このまま…かも…しれ…」
ママは言い切る前に泣き崩れた。
「ねぇ、大丈夫だよね?
すぐ起きるよね?」
信じたくない言葉に冷静さを失った私は、
ママの両腕を掴んで訴えるように詰め寄る。
「大丈夫。健永は強いもの
これぐらいどってことないよ」
俯いていたママは私とは目を合わすことなく
どこか違うところを見つめて、
遠い目でそう言った。
76人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
None [ノン](プロフ) - ともさん» お待ちしてます! (2018年1月31日 10時) (レス) id: 3739193e39 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - ボードからでも大丈夫ですか? (2018年1月30日 16時) (レス) id: 7b359c6e4c (このIDを非表示/違反報告)
None [ノン](プロフ) - ともさん» ご期待に添えるか分かりませんが、お話だけでも聞かせてくださいm(_ _)m (2018年1月30日 16時) (レス) id: 3739193e39 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - はい、そうです! (2018年1月30日 16時) (レス) id: 7b359c6e4c (このIDを非表示/違反報告)
None [ノン](プロフ) - ともさん» 藤ニカで新しいお話を書くってことですか?? (2018年1月30日 15時) (レス) id: 3739193e39 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:None | 作成日時:2018年1月22日 12時