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「そっか」
ふふって北山さんもおんなじように笑う。
目が合う。
お互いにそらしたりなんかしない。
そのままギュッと強く手を握られた。
え…
突然の出来事に思わず視線が手に落ちる。
「おれにしときな?」
その言葉に落ちていた視線がもう一度あがった。
あげたことで重なった視線が、
恥ずかしくて思わずそらす。
目線がいったりきたりで、
完全に挙動不審だ。
「でも…」
「全部おれが受け止めるよ」
その言葉と同時に握られている手の力が、
ぎゅーっと少しずつ強くなっていく。
少し震えている指。
冗談じゃないことくらいわかる。
「Aちゃん、好きだよ」
.
向かいに座っていた北山さんが、
私の隣に移動してきて
誰もいない静かな個室で、そっと抱きしめられた。
目から溢れ出す涙をそっと拭いてくれた北山さんの指が震えていた。
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None [ノン](プロフ) - ともさん» お待ちしてます! (2018年1月31日 10時) (レス) id: 3739193e39 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - ボードからでも大丈夫ですか? (2018年1月30日 16時) (レス) id: 7b359c6e4c (このIDを非表示/違反報告)
None [ノン](プロフ) - ともさん» ご期待に添えるか分かりませんが、お話だけでも聞かせてくださいm(_ _)m (2018年1月30日 16時) (レス) id: 3739193e39 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - はい、そうです! (2018年1月30日 16時) (レス) id: 7b359c6e4c (このIDを非表示/違反報告)
None [ノン](プロフ) - ともさん» 藤ニカで新しいお話を書くってことですか?? (2018年1月30日 15時) (レス) id: 3739193e39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:None | 作成日時:2018年1月22日 12時