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「え…」


沈黙が続いたあと、
開きっぱなしだったエリの口から声がもれた。




「色々あって、
健永のこと幼馴染として見れるように頑張るの」


「こ、告白したってこと?」


「ううん。告白もさせてもらえなかった」




そこから私は少しずつ
東京での出来事を話していった。


語彙力がなくて、
言葉もつまりつまりで、
聞きにくかったと思うけど、

2人は最後まで聞いてくれてた。




「そっか…」

小さく呟いたのは悠ちゃん。



「ごめんね…
正直に言うとね、安心してる。」

そう話し始めたのはエリ。





「1年に2回会えたら良い方で、
もし付き合えても周りには言えない、
もしバレたりしたらAまで危ない目に合う、
結婚なんて遠い話で…」


エリは泣きながら話し続ける。



「親友の恋、心から応援できなくてごめん。
でも私はこれで良かったと思う。
ごめん…」



「ううん。ありがとう。
心配かけてごめんね」





親友だからこそわたしには幸せな恋をして欲しい。

これはずっと前からエリが言ってくれてたこと。

エリの気持ちは痛いほどわかる。エリが謝るようなことじゃない。




「俺はね、Aが後悔しないで欲しいなって思ってたから、
後悔してないなら何も言うことはないかな」


「後悔…」



してないと言えば嘘になるかもしれない。



でも…

この望みのない恋にすがり続ける勇気は

私にはもうない。

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設定タグ:Kis-My-Ft2 , 千賀健永 , 北山宏光   
作品ジャンル:恋愛
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None [ノン](プロフ) - ともさん» お待ちしてます! (2018年1月31日 10時) (レス) id: 3739193e39 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - ボードからでも大丈夫ですか? (2018年1月30日 16時) (レス) id: 7b359c6e4c (このIDを非表示/違反報告)
None [ノン](プロフ) - ともさん» ご期待に添えるか分かりませんが、お話だけでも聞かせてくださいm(_ _)m (2018年1月30日 16時) (レス) id: 3739193e39 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - はい、そうです! (2018年1月30日 16時) (レス) id: 7b359c6e4c (このIDを非表示/違反報告)
None [ノン](プロフ) - ともさん» 藤ニカで新しいお話を書くってことですか?? (2018年1月30日 15時) (レス) id: 3739193e39 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:None | 作成日時:2018年1月22日 12時

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