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「えっと…」
北山さんが帰ってしまった今、
なんとなく気まずい空気が漂う。
「ごめん。約束破って」
「うん…」
健永の心を休められる言葉も思い浮かばない。
それぐらい私は混乱していた。
「ごめん。仕事戻んなきゃなんだ」
「そうなんだ」
「ごめんな?」
「謝ってばっかだよ」
「ははったしかに。じゃあ行くわ」
最後にもう一度ごめんと言うと、
彼は仕事へ向かって行ってしまった。
日付が変わるまであと30分
誕生日が終わるまで30分
私は1人でホテルの部屋へと歩き出した
どうしてあんなところに健永が居たのか。
初めの電話で仕事だと言っていたこと、
嘘だと思ってたけど本当なのかな…
そして健永と北山さん。
2人の間に流れる尋常じゃない緊迫感。
最後に言った北山さんの言葉。
"俺がもらうよ"
その真意。
結局なにも分からないまま、
私は明日
名古屋に戻る。
ただひとつ言えるのは、
ほんの少しでも誕生日に健永に会えたことがたまらなく嬉しいってこと。
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None [ノン](プロフ) - ともさん» お待ちしてます! (2018年1月31日 10時) (レス) id: 3739193e39 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - ボードからでも大丈夫ですか? (2018年1月30日 16時) (レス) id: 7b359c6e4c (このIDを非表示/違反報告)
None [ノン](プロフ) - ともさん» ご期待に添えるか分かりませんが、お話だけでも聞かせてくださいm(_ _)m (2018年1月30日 16時) (レス) id: 3739193e39 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - はい、そうです! (2018年1月30日 16時) (レス) id: 7b359c6e4c (このIDを非表示/違反報告)
None [ノン](プロフ) - ともさん» 藤ニカで新しいお話を書くってことですか?? (2018年1月30日 15時) (レス) id: 3739193e39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:None | 作成日時:2018年1月22日 12時