・episode25 ページ25
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4年後
『中也ー、私の仕事やってくれない？』
中「なんかあんのか？いつもなら一人で終わらすじゃねぇか。」
『今日は大宰さん失踪記念日(絶対違う)だからね…。
もう4年だよ？私、老けちゃったよ…！？』
中「何言ってんだ手前。
あーやって焦らさずに言っとけば変わってたかもしれねぇのによ。」
『なに先輩みたいな事言ってるのさ…
チビのくせに。』
中「ああ゛？？」
『とりあえず、よろしくね！』
私は仕事を中也に押し付け、その場を立ち去る。
パラパラと数枚落ちた資料を慌てながら拾う中也を背に。
『街を歩いていれば、見つけられるかな。』
今日会えなければ、包帯で大宰の人形でも作って可愛がろう。
そんな事を考えていると、
何気なく目に入った小さな喫茶店に入ってみた。
うずまきというらしい。
チリン
給「お好きな席へどうぞ。」
『ありがとうございます。』
随分と可愛い女給さんだなぁ。
笑顔が似合ってる。
「すンませんでしたッ！」
『わっ、』
数席前の席から大声で謝る声が聞こえた。
びびる。
『すいません、紅茶一杯。』
女「かしこまりました。」
『…おいし。』
ここの紅茶絶品…！
通おう。
「あの美人の給仕さんに
死にたいから首絞めて
って頼んだら応えてくれるかなあ」
『えっ。』
少し声色は低くなっているが、間違いなくあの人だ。
『どうしよう、本当に…？』
それに、もう他の仲間がいるよう、
今更私なんかに用はないだろうけど…
「勤め人」
「研究職」
「工場労働者」
「作家」
「役者」
大宰幹部の前職当て…？
随分と面白いお仲間たちだな。
私は深呼吸をして、
彼が居るであろう席へ向かう。
お願いだから泣かないで、私。
『マフィアですよね。』
口を開け、仲間等が私を見る。
ただ、大宰一人が私の事ではなく、テーブルを見ていた。
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みゅら(プロフ) - そこら辺の壁さん» 凄く嬉しいです🙌🏻頑張って更新します💪🏻 (2月24日 0時) (
レス) id: c578cb1e4d (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の壁(プロフ) - 完結おめでとうございます！すっごく面白かったです！2人の今後のお話も楽しみにしています！ (11月8日 6時) (レス) @page27 id: 1836c9208c (このIDを非表示/違反報告)
みゅら(プロフ) - しぅゅさん» ありがとうございます！！これから終盤に差し掛かるので楽しみにしててください！ (10月20日 1時) (レス) id: c578cb1e4d (このIDを非表示/違反報告)
しぅゅ - 久しぶりに来たけど語彙とかストーリーがやっぱ神すぎて…！！ほんと尊い (10月7日 18時) (レス) @page22 id: 6fb09f5107 (このIDを非表示/違反報告)
みゅら(プロフ) - アイカさん» そんな事言われたら本気出すしかないじゃないですか…‼️ (6月3日 20時) (レス) id: c578cb1e4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅら | 作成日時：2023年5月2日 3時
