路地裏歩いただけなんですけど【マフィアパロ】

姉が自慢 ページ11

「私にも姉がいました」


「わたしの人生において1番自慢でした」

「私の髪とは違い温かさを連想する黄色い髪には優しい顔立ちというおまけ付き。そんなの誰もが振り向く完璧な人に決まってました」

「綺麗な姉を持っていることに自慢を感じました」

「でもずっとくっついていたからでしょうか」

「気持ち悪いって言われました」

凛「何が言いたい」

「すみません」

「自分ばっかり」

凛「続き」

「え？」

凛「続き話せ」

「え？あ、はい」

「大事にしてた人にここまで呆気なく嫌われるなんてって思いました」

「その時だけ姉がいちばん嫌いでした」

「死んでしまえって」

「次の日姉が事故にあって死にました」

「きっとマフィアの抗争に巻き込まれたんでしょうね」

「葬儀の日、心のどこか黒いものが渦巻いて」

「喜んでる私がいるんです」
「本当なら泣いてるはずなのに」


「やっぱ行かれてるんですかね？私」

凛「そんぐらいいかれてないとマフィアは向いてないからいいんじゃないか？クソどうでもいい話聞かせんな」

「すみません」

「任務内容は拉致られた仲間の奪還でしたよね」

凛「あぁ」

「ここですね」

凛「かまえとけ」

「はい」

凛「お前は初めてだから見とけ」

凛「足でまといだ」

「はい」



ん？

なにか光った

やばい

凛さんが！

勢いに任せ凛さんの袖を引っ張りこちらに持ってくると同時に相手の玉を打つ

転がったのはふたつの玉がくっついたものだった

良かった成功して


凛「悪い不用心すぎた」

「その前にあいつ片付けましょう」

凛「あぁ」

私は行かなくていいようだ


ここにはやく10人いるみたい


こんなことを考えてるうちに

凛さんは全員葬っていた



凛「探すぞ」

「はい」

今回の任務は敵の全滅ではなく仲間の奪還だ

ここか


「開けます」

手は反射が聞かないので足で蹴ってあげる


ｶﾞｺﾝｯ



誰も居ない？


モニター？

ｻﾞｻﾞｯ


「え」




絵「あ、あー」

「えごさん？」

絵「おめでとう試験クリアだ」

「試験？でも敵から確かに血が流れているのを確認しました」

絵「あれはまじの的だよ」

絵「そうじゃないとスリルがないからね」

「怖」

絵「まあまあ、糸師 凛もご苦労さま」

「なるほど、たまに当たりそうになったのもそう言う、、、なるほど」

絵「いやあれはまじで凛「おい」」

「？」

「どうかされました？」


絵「まぁとりあえず合格だよ」



「ありがとうございます」



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