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膝ですよすよと眠る彼女の頬を指先で撫でる。女性らしいキメ細やかな肌は少し汗ばんでいてまた無理をさせてしまったなと後悔する。
彼女はずっと僕のために時間を作ってくれている。昼はゲームや女性同士の時間も作っているが夜は絶対に僕のために居てくれるのだ。誘えば絶対にのってくれるし嫌がる素振りもない。キスだってどれだけ疲れていても受け入れてくれる。本当に可愛くて馬鹿で綺麗。
今や、僕たちが付き合っていることは公認で誰だって知っている。あのナワーブも絶対に知っているはずだ。それなのに何故か最近よく彼女に絡んできているらしい。なんて未練がましいんだろう。
どれだけ彼女が好きなのが僕じゃなくてもこうなった以上僕の勝ちなんだと優越に浸れるのが好きだった。早くこの荘園を出て賞金を使って裕福に幸せに暮らすのだ。
「あ、う」
眠りが浅いと彼女はよく寝言を話す。本当に意識がないようでいつかに寝言を話すことを教えると顔を真っ赤にして驚いていた。今日もそれが始まった。
「……ナワーブ」
可愛いなぁ、どんな夢を見てるんだろう。そう思っていたのが奴の名前が出てきたせいで思考が止まってしまった。
まぁ、本当に彼女が忘れられていたとは思ってないけれど、こう目の前でそれが突きつけられると地獄みたいな気分だ。
しかし、彼女はそう言ってすぐにまた寝息を立てる。
問い詰める気は無い。ナワーブが諦めきれないのもまだ好きなのも仕方が無いことだ。束縛、なんて嫌われることはしちゃいけない。
僕は彼女の頭を枕元に移動させて布団をかけてやる。僕はその隣に潜り込んだ。
「好きだよ」
かえって来ないことは分かっているがやはり虚しい。彼女を抱き枕のように抱いてやると自然に腰周りに彼女の手が運ばれる。
「……かわいい、すき」
そう言って目を瞑る。
彼女はボクに好きだと言ってくれたことは無い。好きだと言えば「ありがとう」と言うかキスを返してくれるが直接的な言葉はない。
「いつか、返してくれることを願ってる。好き」
やはり、返事はかえってこなかった。
やっぱり狸寝入りが下手くそなところも好きだ。
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とびこ(プロフ) - 焼きそばパン粉さん» めっちゃ嬉しいです！最近全体的に更新滞ってましたがまた機会を見つけて作ろうと思います！ありがとうございます！ (5月31日 22時) (
レス) id: a150e1a772 (このIDを非表示/違反報告)
焼きそばパン粉(プロフ) - ここまで一気見しましたが、とてもおもしろい物語でした！特に女性ハンターやサバイバーとの絡みがとても好きで、ハンター問わずの女子会とか飲み会とかもっと見たいなと思っていたんです！もし、作者様のお時間がお有りでしたら、番外編！とても楽しみにしています！ (5月29日 15時) (レス) @page45 id: a4641315f9 (このIDを非表示/違反報告)
とびこ(プロフ) - 黒猫山さん» 毎パートコメントいただけて嬉しかったです。ずっと応援していただいてありがとうございます！次に行くか続編に行くかまだ決め兼ねているのですがそう言っていただけるだけで嬉しいです。 (2023年4月26日 8時) (レス) id: a150e1a772 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫山 - 完結してる！おめでとうございます！別の小説とか書くのであれば応援してます！ (2023年4月26日 6時) (レス) @page45 id: 3a62e4e3a3 (このIDを非表示/違反報告)
とびこ(プロフ) - 黒猫山さん» いつもコメントありがとうございます！！頑張ります！ (2023年4月14日 20時) (レス) id: a150e1a772 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とびこ | 作成日時：2023年4月13日 6時
