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食事を終え少し広間で話したあと、解散をした。といってもナワーブは「送る」といって部屋まで着いてきてくれることに。
「最近、なんか親切だね？」
声をかければナワーブは私に目線を合わせる。
「なんでか分かるか？」
「わかんない」
「多分、その内分かる」
そう言ってけたけたと笑う。
少し、部屋の前で雑談をしてから私は彼と離れる。手を振れば適当に手を振り返す彼にまた心臓がぎゅっとなった。
蓋を締めようとした感情を彼がどんどん引きずり出してくる。忘れようとしても嫌でも目の前に現れて思いを増長させてくる。
もう、忘れる必要はないんじゃないか。彼と一緒に居れる間幸せに浸れる今がとても良いのではないか。
ただ、この感情を認めてしまうと彼に伝えたくなってしまう。そうなればまたあの時のように疎遠になってしまうのではないかという不安があるのだ。
ならば、伝えることだけは諦めてしまえばいい。
ひたすらに片思いを楽しめば良い。
私は心にそう決めて、ベットに沈んだ。眠れそうにないが、もうよっぽど夜が深い。
無理やりにでも眠ってしまおうと私は枕に顔を埋めて目を瞑る。雑に髪を纏めて小さい布で包む。
「ナワーブ、好き」
誰にも言えない言葉が知らぬ間に溢れないように私は呟く。どこかで発散してしまわないといけない。一人きりの部屋があってよかった。
胸のわだかまりが少し解けたような気がする。私はゆっくりと瞬きをして最後に固く瞑った。
案外、すぐ眠れるようで意識がどんどんと浮上していき真っ暗闇に落ちていく。
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とびこ(プロフ) - 焼きそばパン粉さん» めっちゃ嬉しいです！最近全体的に更新滞ってましたがまた機会を見つけて作ろうと思います！ありがとうございます！ (5月31日 22時) (
レス) id: a150e1a772 (このIDを非表示/違反報告)
焼きそばパン粉(プロフ) - ここまで一気見しましたが、とてもおもしろい物語でした！特に女性ハンターやサバイバーとの絡みがとても好きで、ハンター問わずの女子会とか飲み会とかもっと見たいなと思っていたんです！もし、作者様のお時間がお有りでしたら、番外編！とても楽しみにしています！ (5月29日 15時) (レス) @page45 id: a4641315f9 (このIDを非表示/違反報告)
とびこ(プロフ) - 黒猫山さん» 毎パートコメントいただけて嬉しかったです。ずっと応援していただいてありがとうございます！次に行くか続編に行くかまだ決め兼ねているのですがそう言っていただけるだけで嬉しいです。 (2023年4月26日 8時) (レス) id: a150e1a772 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫山 - 完結してる！おめでとうございます！別の小説とか書くのであれば応援してます！ (2023年4月26日 6時) (レス) @page45 id: 3a62e4e3a3 (このIDを非表示/違反報告)
とびこ(プロフ) - 黒猫山さん» いつもコメントありがとうございます！！頑張ります！ (2023年4月14日 20時) (レス) id: a150e1a772 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とびこ | 作成日時：2023年4月13日 6時
