もう、大丈夫だよ｡【歌い手】２

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まふまふside





甘ったるい声音で葉月は喋る。何故、今更彼女の声が嫌いになってしまったのか。







『お前のせいで、あいつが消えるところやったんやぞ！！』






そこで、僕達は怒りの頂点に来た。でも、僕が喋る前にセンラくんが彼女に向けて怒鳴った。。






『Aを追い詰めた元凶はお前のやろ！！巫山戯るのも大概にしなはれ！！目を覚まさなかったら、どうしてくれはるんですか！！』



『私には好都合よ。一生植物状態でいれば的な』





彼女は悪魔だ。センラくんは､今まで無い怒りを彼女にかけた筈なのに、彼女はくすくすと笑い始めたのだから。







『あーあ、いい気味じゃない。私より人気で輝いているやつが憎かっただけ。それが何か？』



『人の命をなんやと思ってはるんですか？じゃあ、貴方の命も刑務所でおさらばですね』







センラくんは怒ってるかと思いきや彼女を煽りに煽っている。流石、センラくん。僕は立ち上がり彼女の目を瞬きもせず捉えた。







『君の私情でAの人生を滅茶苦茶にしてくれましたね｡僕、キミを殺したいぐらいの恨みと怒りがあるんですよね。誰がキミみたいな人についていくと思ってるんですか？自分よりも輝かしいものを持っている奴が憎くてたまらなかったんですよね？』



『そうよ...何が悪いのかしら？』



『全部です。お前の全てが嫌いです。』






僕は、睨んだ。決して手を出さないように感情をコントロールしながら全ての思いを綴った。さかたんも泣きながら...。







『Aは俺達が殺したも同然なんや｡謝ることも出来なくてどんな想いだったのかも分かるはずがないのに、お前はそうやって1度しかない人生にAを地獄に突き落とした主犯格はお前やろ！！』








坂田は勢いよく走って、葉月の胸ぐらを掴んだ。








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