2話 ページ3
『ただいま。』
一戸建ての新築
そっと戸を開けて家に入る。玄関には父と母ではない女のユマの靴があった。父は母に隠れ子はどうでもいいと思い浮気をしている。ほんと、クズなんだから。
「あっ、Aちゃ〜ん。おかえりなさい♡」
お酒に酔ったユマ。赤いドレスに派手なアクセどうせ父親からの豪華な誕生日プレゼントだな。母にはなんにもあげないのに。
『あんたに呼ばれる名前はない。毛皮らしい。』
「まぁ、なんてこと言うのよ〜」
『クソババア』
「ユマになんてこと言うんだ。このクズ娘。こうしてやる、おら。」
父親に蹴られたからって毎日、蹴られていからどうでもいい。急いで2階の自分の部屋に入って鍵をしめる。なんで、私の家は他人とは違うのだろう。父は浮気性に母は精神疾患を持っている。すぐに鬱になるし、私には幼い弟と妹がいて怖がるばかり。
妹達だけは、助けて欲しい。こんな思いさせたくないもう、嫌なんだよこんな生活。
『まふくんは、もっと辛いから今頑張んないと。』
唯一の救い癒しのまふくん
お願い、助けて
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