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散歩の途中、公園に寄ったら綺麗なカッコしてる俺に気づいたらしく「裏切り者」ってリンチよ。
主犯の拗ね蹴ったら怯んだから、逃げ出してきたけど。
白いシャツは赤くなるしほんま最悪、なんて思いながら帰宅するとショッピはおるし。
なんとか「帰ってきて欲しい」と言わせることが出来たし満足している
虫の出る大先生の家からもおサラバ。
『そういやコネシマが明日来るって』
「あ、ほんま?」
大先生の方を向き会話をしていると、後ろからぽんと肩に手を置かれた。
「いつコネシマさんに会ったん?」
ニッコニコのショッピ。
圧が凄いが、俺は正直に。
『今日スーパーに買い物行った時ぶつかって、家に帰って寝てたら入ってきた』
「不審者やな」
『俺の目玉焼き食わせて帰らせた』
「えらい」
ショッピから褒められ、なんとか難を脱し大先生はコネシマに電話しに行った。
俺はその間に椅子に座らされ、ショッピが傷の手当。
少し雑に、傷口も軽く叩かれながら消毒とガーゼや絆創膏を貼ってもらった。
力加減を知らんのか、それともわざとか。
ビンタするように頬の傷の手当てをした、それに悶絶しながら仰け反る。
こいつに手当ては今後一切させへん、俺の生命に関わる。
「帰ろか」
『帰る』
「家の条件を少し変えるわ」
『おおー』
「あんま期待せんといてな」
そうショッピに背中を軽く叩かれ、「大先生に言ってきて」と言われた為、電話をしている大先生の後ろから
『帰るで!』と声を上げた。
すると、それに気付いたのか俺らに手を振ってくれた。
部屋汚いけどやっぱショッピの友達やから優しいんやろなぁ、なんて考えながら靴を履き外に出た
タクシーを呼んで、ショッピのマンションまで。
喫煙所を横目に、エントランスへ入り扉を開けてもらいエレベーターへ。
『落ち着くわ、この雰囲気』
「薄暗くてちょっと怖いやん」
『それがええの、ショッピの家に帰ってきたんやなーって』
「たった一日程度やのに」
『その一日が耐えきれへんで迎えに来たんそっちやろ』
はっ、と笑い2人で部屋へ。
真っ暗な部屋、電気をつけてすぐにソファに横になった
落ち着く、いつものソファ。
「その服クリーニング出さなあかんし、今日は風呂入って飯食って寝るで」
『はいはい』
要ははよ動け、と。
上の服をショッピに渡し、俺は脱衣所へ向かった。
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chara*doll_サブ(プロフ) - 宮さんのw.r.w.r.d.の作品が大好きです…💓 完結おめでとうございます!これからも応援してます!またいつか宮さんのd!の作品が見たいです…!✨🍀 (2021年11月12日 16時) (レス) @page41 id: 8350102349 (このIDを非表示/違反報告)
Ok - ガチ泣きしてしまった (2021年11月8日 0時) (レス) @page38 id: f38258070c (このIDを非表示/違反報告)
つむ - 初めてですが、とってもおもしろかったですー。お身体に気をつけて、更新頑張ってください! (2021年10月14日 14時) (レス) id: c4476d5627 (このIDを非表示/違反報告)
はくまい(プロフ) - 何某さんのd小説待ちわびてました〜!!!今回も凄い面白いです、ありがとうございます😭😭😭 (2021年10月13日 18時) (レス) @page5 id: 5573920f77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宮 x他1人 | 作成日時:2021年10月13日 18時