#24. ページ24
『俺ソファで寝るわ、ゾムは寝室に敷布団あるやろ』
「A用に買ったけどベッド使おうとしてくるしな」
『ええやん別にー』
「じゃあ俺敷布団で寝るわ〜」
それぞれが風呂に入り、歯磨きも終えてそんな会話をしていた。
日も跨ぎ、そろそろ寝ないと明日起きれないという頃2人と別れ、俺はリビングのソファに横になった。
寝る時は流石に窮屈な首輪。普段は外しているけど今日はつけたままにしとこう。
明日見られたりしたら嫌だし。
秒針の一定間隔の小さい音、それが心地よく俺はいつの間にか意識を手放していた。
目を覚ますと、家が少し騒がしかった
まだ覚醒しきれていない頭で、ただソファの背をじっと眺め音だけで判別しようとしたが厳しそうで。
俺は眠い目を擦りながら顔を上げた
「お前少しは大人しくせぇ！！」
「だってさっきのエーミール見た！？バカおもろかったで！？」
「依兎瀬が寝とるやろがい…！」
「ほんまは起きる時間なんやからええやんか！なぁ！エーミール！」
『…』
「え、ぁ、うわっ、依兎瀬くん起きてたわ、」
のそのそと体を起こし、騒いでいる大先生を見て立ち上がった。
やかましいわ〜、なんて思いながら俺は一旦顔を洗いに行った
エミさんって人だけちゃうん。トントンと大先生も居るんやけど
「依兎瀬くん、俺の事覚えとる？」
洗面所で顔をタオルで拭いていると、後ろから鏡越しに問いかけてきたベストの男。
『確か初日に案内してくれた…』
「そうそう！俺エーミールって言うんよ。よろしく」
『名前はめっちゃ聞いてたで、よろしくエミさん』
1番優しくまともそうな人。
俺は軽く会釈をして挨拶をした。そして洗い終わればリビングに戻り自分の朝飯を作る。
時間は10時30分。朝飯にしては遅いが、腹は減った。昼まで待つには少し長く辛い時間。
「そういや、なんで俺ら呼ばれてん」
「ゾムの言葉思い出せ」
「…あぁ！はいはい理解理解」
「ほんまに理解してるん？」
なにか3人で盛り上がってはいるが、俺はそれを無視し卵かけご飯を立ち食い。
ショッピとゾムは仕事、俺も朝早く起きて朝飯作ってあげたいわ。
そんな時やった。
家のチャイムが鳴る、エントランスのオートロックからでは無く、家の扉横のインターホンから。
うるさい3人を眺めながら大人しく食ってただけやのに。
そのインターホンが怖くなって、まだ米が中に入っている茶碗を床に落としてしまった。
「いーとーせーくん！」
あの男の声。
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chara＊doll＿サブ(プロフ) - 宮さんのw.r.w.r.d.の作品が大好きです…💓 完結おめでとうございます！これからも応援してます！またいつか宮さんのd!の作品が見たいです…！✨🍀 (2021年11月12日 16時) (
レス) @page41 id: 8350102349 (このIDを非表示/違反報告)
Ok - ガチ泣きしてしまった (2021年11月8日 0時) (レス) @page38 id: f38258070c (このIDを非表示/違反報告)
つむ - 初めてですが、とってもおもしろかったですー。お身体に気をつけて、更新頑張ってください！ (2021年10月14日 14時) (レス) id: c4476d5627 (このIDを非表示/違反報告)
はくまい(プロフ) - 何某さんのd小説待ちわびてました〜！！！今回も凄い面白いです、ありがとうございます😭😭😭 (2021年10月13日 18時) (レス) @page5 id: 5573920f77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮 x他1人 | 作成日時：2021年10月13日 18時
