【 wrwrd! 】 帰 る 場 所 。 【 男主 】

#14. ページ14

「それと、これ買ってきた。」

『なにそれ』

「スマホ、契約してきたし、設定したら使えるで」

『…スマホ…！！すげぇ！』

「来れないと不便やろ、レシピも見れるし俺と連絡も取れるし。
欲しいのあったら通販でも買えるし」


袋から出したのは少し大きめの箱、俺に見せて箱から取り出したのは黒色の画面の大きいスマホ。

久しぶりに見た、と思いながら渡されたスマホの電源を入れる。

最新のやつや！


「俺が全部設定するから隣で見て覚えて」

『はいはーい』

「はいは1回やで」

『んふふ、トントンにも同じこと言われたわ』


そんな会話をしながらスマホを彼に渡し、俺はソファに座った。
メルアド作ったり、アカウント作ったり。彼の操作を隣でじっと見て覚える


「……はい、好きなゲーム入れてええよ、暇も潰せるやろ」


数十分してようやく設定が終わり、俺に返された。
スマホでかぁ！とワクワクしながらストアをタップし、色んなアプリを入れる。

青い鳥に、メッセージアプリ、…他は…元から入ってるしええかな。


『ショッピは青い鳥してへんの？』

「どうやろなー」

『してるやろ、探すわ』


そう言うと、急いで自身のスマホを取り出して急いでなにか操作している。
俺はそれを見たあと、青い鳥で「ショッピ」と検索したが出てこなかった…が、ツイートは沢山あった。


ショッピくん殺意高くて草

ショッピくんとシッマのコンビいいよなー

え、びっくりした。通知きたと思ったらショッピくん変な名前なってる


と。
…何かはありそう。


「…なんやねん」

『んや、なんもない』

「…探したらアカンからな」


名前変えやがって。
ぶー、と頬を膨らませて先に寝室へと戻った。
ショッピはこれから友達とゲームするらしく、部屋に行くと。

ベッドの足元に布団を敷き、横になった。
こないだ寝たベッドとはかなり違う、床は固いし掛け布団は重いし。


『…ベッドで寝たろ！』


バッと布団から飛び出し、ベッドに横になる。
ど真ん中占領はアカンから、左側に寄っておこう。

スマホを棚の上に置き、目を瞑った。

起きたら落とされてるんやろな。

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