#15. ページ15
朝目を覚ますと、俺は案の定ベッドから落ちていた。
いや、落とされていた。
『…落とさんでもええやん…』
そう呟いて寝室からリビングへと歩を進める。
時間は10時を回っていた頃、ショッピは仕事に行ったらしく部屋の電気は全て消されていた。
テーブルの上には肉まんが3つ。
スマホの通知に「テーブルのやつ、全部食ってええよ」と。
少し水に濡らし、ラップをかけて3つともレンジに入れて温める。
スマホ貰ったとしても暇やし…トントンまた来てくれへんかなぁ。
てか人が来たら警戒って番犬にさせる気なんかなぁ。
『ふんふふーん、ふんぬふーん』
鼻歌を歌い、温め終わった肉まんを皿に乗せて椅子に座る。
テレビをつけて、昼の情報番組を見ながら頬張った
そんな時、ピンポーンとチャイムが鳴る
下のエントランスに誰か来たか。
モニターを確認し、相手の第一印象。
胡散臭いセールスマンのような人間。
『…はーい』
「…あれ？ショッピくんの声やない…」
『どちら様です？』
「そこの部屋の友達です〜、そちらこそどちら様で？」
『…』
メガネで胸ポケットに煙草を仕舞うその人。
俺は少し眺めた後、また口を開いた。
『アカン、胡散臭い。さよなら』
「ちょ、ちょお待てや！」
エントランスであんな大きい声…恥ずかしいったらありゃしない。
モニター画面を切ると、またチャイムがなった
また付けると、次はまた別の。
「大先生がすまんな〜、入れてくれへん？」
緑のパーカーを着て、あまり顔が分からない男の人
さっきの胡散臭い人と知り合いか、
『…どちら様…？』
「さっきの胡散臭い奴と、その部屋のショッピくんの友達？やんな？」
「なんで聞くねん」
『名前、』
「あ、俺はゾム！そんでこっちは鬱先生」
モニター越しで話す俺ら3人
あそこ占領するのも悪いし、俺は扉を開けた。
「開いたー！ありがと！」
「やるやんゾム！」
俺は通話を切り、あの人らが部屋に上がってくるまで部屋の前の廊下で待っていた。
数分経った頃、エレベーターの到着する音がして、2人の男が出てきた
さっきモニターで見た緑の人。
「あ、あれちゃうん？」
「角やしあそこやな、あれさっきの人？」
「…そうちゃう？それ以外おらんやろ、」
『こんちは』
ショッピくんの友達にまともそうな人はいないのか。
今の所最初とトントンさんくらい…
大きな溜息をつき、2人を部屋の中に入れて扉を閉めた。
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chara＊doll＿サブ(プロフ) - 宮さんのw.r.w.r.d.の作品が大好きです…💓 完結おめでとうございます！これからも応援してます！またいつか宮さんのd!の作品が見たいです…！✨🍀 (2021年11月12日 16時) (
レス) @page41 id: 8350102349 (このIDを非表示/違反報告)
Ok - ガチ泣きしてしまった (2021年11月8日 0時) (レス) @page38 id: f38258070c (このIDを非表示/違反報告)
つむ - 初めてですが、とってもおもしろかったですー。お身体に気をつけて、更新頑張ってください！ (2021年10月14日 14時) (レス) id: c4476d5627 (このIDを非表示/違反報告)
はくまい(プロフ) - 何某さんのd小説待ちわびてました〜！！！今回も凄い面白いです、ありがとうございます😭😭😭 (2021年10月13日 18時) (レス) @page5 id: 5573920f77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮 x他1人 | 作成日時：2021年10月13日 18時
