14 ページ14
.....顔に夜の冷たい風が当たる
その冷たさに目を開ければ薄暗い空が見える
「.......ん」
炭「A！目が覚めたのか！」
私は炭治郎と共に汽車から少し離れた所に横になっていた
「たんじろ...!?」
ここは?と聞こうとした時、ゾワッと鳥肌が立った
「ぇ.....」
目の前の光景に喉からヒュッと細い音が漏れる
私達がいる場所から少し離れた所でものすごい速さで戦いが繰り広げられていた
.....なんとか、ぎりぎり...目で追える。
その後森の方に入ったかと思えばドオン！！という音と共にお兄ちゃんが吹き飛ばされた
炭「煉獄さん！！」
伊「ギョロギョロ目ン玉！！」
「っ....！」
猗「鬼になれ。杏寿郎」
「......！！」
その声と言葉に一瞬、息が止まった
猗「そして俺とどこまでも戦い、高め合おう。...その資格がお前にはある」
ドクン ドクン と心臓の音がうるさい
まさか.....そんな....
あの髪...身体と顔にある縞のような模様
"俺は猗窩座。秀一、お前に素晴らしい提案をしよう。...鬼にならないか？"
「ぁ....あ.....！！」
煉「...断る!」
煉「もう一度言うが、俺は君が嫌いだ」
煉「俺は鬼にはならない！！」
"何度も言わせるな。俺は鬼にはならない"
猗「破壊殺 空式」
"破壊殺 滅色"
「猗窩座.....！！」
"鬼にならないなら殺す"
炭「A.....？」
様子のおかしい私を炭治郎は心配してくれている
でも今はそれに応えることはできない
「.....炭治郎、伊之助くん」
私の声に２人が私を見る
「今から炎柱様の所に行ってくる」
炭「！？」
伊「何言ってんだ！？あのギョロギョロ目ン玉が吹き飛ばされたんだぞ！？お前が勝てると思ってんのか！！」
「.....勝てるなんて思ってない。....少しでいい。炎柱様が回復するか夜明けまで何とか持たせたい。
あのままじゃ炎柱様は殺されるか致命傷を負う」
炭「でもそんな...！！」
「炭治郎。寝言で言ってたお兄ちゃんってね...。炎柱様のことなの」
炭「！」
「.....誰よりも失いたくない人なの」
気怠い身体を奮い立たせる
「....杏寿郎お兄ちゃんを、お願い....！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 290人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
riry(プロフ) - はなさん» 教えて頂きありがとうございます！今確認したらオリジナルの所が間違ってチェックされてました...。これで消えたと思うのですが... (2021年11月22日 16時) (
レス) id: 5c6d616fa5 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - オリジナルフラグたってますよ……！ (2021年11月22日 16時) (レス) id: 1f4f011eda (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：riry | 作成日時：2021年11月21日 10時
