無理矢理に開かれた舞台/2 ページ11
英智のお見舞いから数日後。
私にプロデュースの依頼が来た。
プロデュースを依頼されたのはレオと泉が所属している、チェス、というユニット。近々あるライブのためのプロデュースをしてほしいと言われた。
その時の私は、初めて正式にプロデュースを任されたのだ。それが嬉しくて、堪らなかった。
けれどアイドルのプロデュースまでにやることが多くあった。
ライブの会場や日程、セットリストの確認、スケジュールの調整。衣装の作成。それから＿もっともっと書類が山積みで。
『私がやらなきゃ…私が、やらないと』
何日たっても終わらない、仕事。それどころか次々に仕事が増えていって。プロデュースどころじゃなくて。
…そんな毎日が続いていた。
ある日。書類について分からないところをチェスの先輩たちに聞きに行こうと、先輩たちがいるであろうレッスン室のドアを開けた。それが良かったのか、悪かったのか。私にはまだ分からない。
「Aちゃん、まだ馬鹿真面目に仕事やってんの?」
「あはは、あんなのやんなくていーのに」
「大体俺らはライブ出ねーし」
「仕事が無くて困ってるAちゃんに仕事与えてやったんだよ」
「月永も瀬名もAも、ほんと馬鹿だよな」
『……………は、?』
本来レッスンに使われるはずのレッスン室で行われていたのはレッスンでは無くて。私と、私の大切な友人に対する侮辱で。そして私の今までの努力は無駄だったと思い知らされた。
バサリ。
次々に抱えていた書類が私の力が抜けた手から落ちていく。
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晴色 Haruiro - こ…更新停止になっている…！めっちゃ気になるところ…！ (2020年9月28日 22時) (
レス) id: cb91fa8278 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち - いやあの…2winkは何処へ？？ (2020年5月8日 0時) (レス) id: 8838e23b4e (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 思わず家族の前で大号泣...です！！笑 とても面白いです！続き待ってます！ (2020年4月29日 20時) (レス) id: de93f0d8c4 (このIDを非表示/違反報告)
あや - ギャグとシリアスの要素をどっちも入れたお話がすごい好きです!夢主ちゃんのおふざけ読んでて面白いです!これからも更新頑張ってください! (2020年3月13日 0時) (レス) id: b66ce4994b (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - 合格おめでとうございます！また話がみれるなんて嬉しいです！さっそく今までの話見返してきます！ (2020年2月29日 17時) (レス) id: 185b755f08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kairi | 作成日時：2019年5月15日 16時
