検索窓
今日:22 hit、昨日:1 hit、合計:143,507 hit

極彩色の花火/3 ページ34

『ごめん!!ごめんね司くんっ!!!生きてる!?!?』
「はい、かろうじて…」

私が痛みを感じなかったのは司くんが庇ってくれたからなのね。
それにしてもごめん。私絶対重かった。

「はいっ!とっても重かったです!」
『自分で自分の体重を重いって言うのはいいけど他人に言われると腹立つわ!!』

なんて会話をしているけれど。
司くんは藤堂親衛隊じゃなかった?
案の定、藤堂は階段の上で動揺していた。

「司くん…!?大丈夫だった…!?」
「えぇ、大丈夫ですよ?」

私は箱を持って落ちたのでそこら中にスポドリが散らばっている。
私が拾っていると、司くんもそれを拾ってくれながら藤堂と会話をしている。
あぁ…これ、へこんでる…

「あの…わたし、」
「言い訳なんていりませんよ」

司くんのよく通る声が響く。
その声は明らかに怒気を含んでいて、でも表情は柔らかく、それがまた恐怖だった。

「A先輩を落としたのは貴方です。私、見てたので。」
『見てた…?』

_司くんは、藤堂の火傷を冷やすために一緒に水道に行ったらしい。
そこで藤堂がレッスン室にハンカチを忘れたから、と司くんを先に戻らせた。
けれど司くんは戻らずに後をつけていた…、と。

『…でも、なんで後なんかつけてたの?』

「…おかしいな、と思ったんですよ。」

そう言って司くんは藤堂を一瞥した。藤堂は、ただただ唇を噛んでいた。

火花が散るころに→←極彩色の花火/2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (105 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
281人がお気に入り
設定タグ:あんスタ , あんさんぶるスターズ , 裏切り   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

推し尊い - コメント失礼します!面白いんだが!?藤堂(悪女)がウワァの後のギャグ!!まどマ●ギはだめっすよw面白い作品ありがとうございます!!!! (2023年1月8日 15時) (レス) @page16 id: cc7697f806 (このIDを非表示/違反報告)
kairi - 夕凪さん» 叫んでるんですねwwwコメントありがとうございます!更新頑張ります! (2018年12月3日 6時) (レス) id: fecee82523 (このIDを非表示/違反報告)
夕凪(プロフ) - 作者様は良い所で切るのが得意なんですね毎回「続く?なんでだよォオオオオ」と叫んでます←初コメが阿呆なのは許してください この作品前から読んでました!とっても好きです、これからも頑張って下さい!!! (2018年12月2日 21時) (レス) id: 68e7a05a67 (このIDを非表示/違反報告)
kairi - 月闇甘音さん» すみませんでした(スライディング土下座)明日には全て直します…!!訂正してくださりありがとうございます! (2018年11月3日 22時) (レス) id: fecee82523 (このIDを非表示/違反報告)
月闇甘音(プロフ) - Knightsのsが抜けてるところが... (2018年11月2日 22時) (レス) id: dd3e5f9509 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:kairi | 作成日時:2018年5月20日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。