【銀魂 夢小説】訳アリ人妻は拾われる。【桂小太郎寄り・微逆ハー】

15話 ページ16

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何やかんやありましたが、無事万事屋さんへと戻ってきました。

必要最低限そうなものだけかき集めて、少し大きめのリュックに詰め込みました。下着を含めた着替え数着、櫛、少量の化粧道具など。

後、食料も少しだけ……消費期限の近い食材や缶詰めなど、持ってこさせてもらいました。

後者はともかく前者は切り捨てるべきだと思ったのですが、身なりをある程度良くしておかなければお隣に立てませんもの。

ああ、ところで桂さんはいつお戻りになられるのでしょうか。もう日も傾き掛けているので、少々心配です。



「銀ちゃん、晩メシ何アルか？」

「卵かけご飯、卵増し増し」

「キャッホウ!! やったアル!!」

「またですか!! 朝も食べましたよね!?」



まぁ、今朝の朝食は卵かけご飯だったのですね。家庭の食卓に他人が首を突っ込むのは如何なものかと思いますが、それではバランスが悪くなってしまうのではないでしょうか。

丁度食材も少しありますし、差し支えなければ何か副食品だけでも作らせてもらえないでしょうか……なんて、流石にお節介かしら。



『あの……差し支えなければ、おかずを作らせてもらえませんか？ 先程家から食材を少し持ってきたので』

「えっ、そんな良いんですか？」

『今日とても楽しかったので、せめてものお礼です。駄目であれば断って下さっても全然……』

「A何か作ってくれるアルか！」



構いませんよ、と言おうとしたら、新八さんを押し退けてきた神楽さんに遮られました。新八さんも銀さんも賛成して下さったので、作らせて頂く事になりました。

何やら新八さんは普段、朝夕はお家で食べるそうですが、彼の分も是非振る舞いたかったので無理を言って一緒に食べる事に。

物が多い訳ではないのでバラエティー性には富んでいませんが、私なりに作らせてもらいましょうか。

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