検索窓
今日:33 hit、昨日:6 hit、合計:112,310 hit

こちら味玉県調味市塩中学校近辺霊とか相談所前 3 ページ5

依頼人が帰って相談所はまた俺たち二人になった


「今度の依頼は簡単だなー
なんてったって男に声かけるだけですむんだし」

さてとー、とデスクの椅子に腰掛けさっきのネットサーフィンの続きを始める

ネット上では前のモブが起こした校舎破壊と異常気象について様々な考察が飛びかっている



「でもさっきの人からは何か変な空気を感じましたよ」

「空気?霊じゃなくて?」

「はい、霊ではなかったです」


どうやら調能力者には空気の違いを感じることができるらしい(読むことはできないようだが)


「まああの客の焦り方からするに嘘でないことは確かだが」


隣ではまだモブが「空気…?いや気かな…」などとぶつぶつ言っている
ここはいつからドラゴンボールの世界になった



さっきテキトーに嘘八百で客にはよくあるなどと言ったがこういうストーカー系の相談は初めてだ

ケンカには自信あるがもし相手が凶器の類いを持っていたら…



「いや、ただ遠くから見てるだけの男にそんな度胸あるわけねーか」


客の勘違いって線もあるし

何よりさっきの客はあまり女性らしくなかった(失礼な話だが)




「?」といった顔でこっちを見てきたモブに対し、俺はひとこと「好きな子の気持ちすらわかんねー男にはなるな」と言った

Unknown→←こちら味玉県調味市塩中学校近辺霊とか相談所前 2



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (54 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
73人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:出島 | 作成日時:2016年9月5日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。