黄昏時の先には……2[地縛少年花子くん] (ページ15)

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第６の怪ミサキ階段其の三ページ15

右足が車輪だったから

上手くバランスがとれず

壊れてしまった

ミサキ?「また失敗なのね残念だわ…」

また失敗?

まさか

八尋「あ、あの私達の他にも生徒達が来ませんでしたか？」

コヨミ「行方不明なんです」

ミサキ?「他?ああ…失敗した子達のことよね」

ミサキ?「それなら」

少し明るくなった

ミサキ?「そこらじゅうに居るじゃない」

そこには、お人形と大きなハサミの山が出来ていた

八尋「あ…」

コヨミ「あ、赤根さ…」

人形にされていて、顔に漢字で二の紙が顔に張られている

変わり果てた赤根さんの姿が……

『元気だしてね寧々ちゃん!コヨミちゃん!』

赤根さん

八尋「葵っ!!」

コヨミ「赤根さんっ!!」

私と八尋さんは赤根さんの方へ向かう

八尋「起きて葵…葵!!」

コヨミ「起きてください……赤根さん!!」

ミサキ?「何度も何度も失敗ばかり…もういいわ」

赤根さんの首が落ちてしまった

ミサキ?「あなた達も噂通りに引き裂いてあげる」

後ろで美人さんが大きなハサミを構える音がした

これまで、でしょうか……