うちの弟が大変お世話になっております【名探偵コナン】

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そしてすぐにもう一件メッセージが届いた。


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題名：無題
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事情は帰宅してから詳しく教えてもらう
としよう。

　 −沖矢ー
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沖矢さんの名前で赤井さん口調のメッセージが来ました…
ついさっき家で言われたばっかりなのにやらかしてしまった。
これは…


死刑確実…



思わずテーブルに肘をついて、頭を抱えてしまった。


安「お待たせしました、コーヒーです。ってどうしましたAさん？！」



貴方のせいです。

…って言えたらどんなに楽か…
あー胃が痛い。


「いえ、最近仕事が立て込んでで；コーヒーありがとうございます」

安「それは、お疲れ様です」


目の前に置かれたコーヒーからはいい香りが漂っている。
今の私には君だけが唯一の癒しだよコーヒーくん。

一口飲むと温かいコーヒーがゆっくりと喉を通り、胃を温めてくれる。
キリキリとした胃の痛みが和らぐ気がする。


『おいしい』

安「お口に合ったようで良かったです」


口に出てたみたい；


『安室さんって相当モテそうですよね』

安「ッ？！ずいぶん急ですね；」

『容姿よくて、人当たりもよくて、料理が出来て、おそらく頭もいいなんて超優良物件じゃないですか。ポアロにくる女子高生や暇を持て余したマダムたちが放っておかなそうだなぁと』

安「おや、嫉妬ですか？嬉しい『違います』

安「あははははは;」

『ただ、胡散臭そうな雰囲気さえなければ尚よいと思います』

安「(？！)どうしたんですか？今日はずいぶんと…」

『さっきしてやられたので、仕返しです』


八つ当たりともいう。
だって私ばっかり小言を言われて納得できない。


安「そうでしたか；」

『あ…でも、もしかしてもう梓さんといい関係だったりします？』



うん、美男美女カップル。
素敵。
職場恋愛ってやつだね。


安「僕の気持ちを知っててそれ以上言うなら、Aさんはひどい人ですね」

『安室さんの気持ちは知りませんが、余計な詮索でしたね。すみません』

安「さて、そろそろお送りしますよ」

『え？でもまだ…』

安「少し早いですが、今日はもうお客様は来ないようですしマスターには秘密ですよ」


パチンとこちらにウィンクする安室さん。
その間も店じまい向けて準備する手は止めない。

この人なんでカフェでバイトしてるんだろう。
こんなに仕事できるならもっと違う仕事の方が向いてるんじゃないかな？





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