うちの弟が大変お世話になっております【名探偵コナン】

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安「お待たせしました、Aさん。行きましょうか」


お店の鍵をしめた安室さんに連れられてきたのは店の裏手にある駐車場。
停められているのは白いスポーツカーが一台だけ


安「どうぞ、Aさん」


その車に向かって真っ直ぐに歩いたと思ったら、鍵を開け、助手席のドアを開けエスコートしてくれる。


わー…


スポーツカーまで持ってるとかますますモテそう。

…というか、ポアロのバイトと探偵の助手でこんな車買える？
維持できる？

…組織か…

…黒の組織ってそんなに儲かるんだ…
資金源はなんだろう？
人を殺めたり…？
はたまた強盗だったり…？
新ちゃんの時みたいにヤバい薬とか…？！
安室さんもそんな危険なことしてるのかな…


安「Aさん？」


ぼーっとしていた私の目の前に突如現れた澄んだ蒼。


『わっ？！すみません。ぼーっとしてました;
安室さん車のチョイスまでイケメンですね』

安「そんなことありませんよ。ですが、相棒を褒められると悪い気はしませんね」

『じゃあ、失礼します』

安「どうぞ」


パタン


スポーツカー乗ってるからスピード狂なのかと思いきや、運転はすっごく安全運転。発進、停車も全く揺れない…

運転まで上手とか…

ぼーっと流れる車窓の景色を眺めていると大変な事態に気付いた。


『あ、安室さん？！』

安「どうしました、Aさん」

『安室さん私の家知らないですよね？それに、明らかに方向が違いますッ』

安「Aさんの自宅ならわかりますよ」

『えッ？』

安「以前、事件に巻き込まれたコナンくんたちを阿笠博士の自宅付近で助けことがありまして、その時に」

『えッ？！』


待って！！
家を知ってることより衝撃的な事実なんですけどッ
新ちゃんったら、ちびっ子たちを巻き込んだらダメでしょうが。
相変わらずの事件ホイホイ体質なんだから。


『そう、だったんですね…なんか知らないうちにウチの遠縁がお世話になっていたようで申し訳ないです』

安「いえいえ。とんでもありません。…それはさておき、向かっている場所ですが……」

『はい』


随分もったいぶるね。
もしかして…人身売買ッ？！


安「秘密です」

『え？』

安「クスッ)少し僕にAさんの時間をください…いけませんか」

『あ、いえ。大丈夫です』


つ、つい勢いで大丈夫といってしまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ！！！！！！！！
全然大丈夫じゃないよ！
秘密ってなんだ！！
組織かッ？組織がらみなのか？！







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