うちの弟が大変お世話になっております【名探偵コナン】

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気持ちはすっごくありがたいの。
これは本当。
だけど、問題は相手が貴方だってことなんですよ安室さーん！！！！

さて、どうしたもんかしら。

さっきからこちらを見つめている蒼は、少し震えてて
綺麗な金髪も相まって、しっぽをうなだれてる大型犬状態。

これは、私が折れなきゃいけないやつ？
それともハニトラなの？
罠なの？


安「Aさん？…あ、ご迷惑、でしたか？」

『あ、いえ。迷惑じゃなくて、申し訳なくてッ；』

安「Aさん」

『はい』


急にトーンダウンして呼ばれた名前。
大型犬みたいな先ほどの彼は見る影もなく…




真剣な蒼に射抜かれる。




安「以前言いましたよね…」

『ん？』


すっと私の右手をとる安室さん。
褐色の引き締まった手に包まれる白い私の手。


安「今度はぜひその役目を僕に任せてくださいって」

『ッ？！////////』

安「Aさん？」

『ッお願いします(ボソッ』

安「はい、喜んで。お任せください。
もう少しかかるので、中でコーヒーでも飲んでお待ちください」


手はそのままに店内へエスコートする安室さん。
梓さんは今日はお休みなのか店内には私と室さんしかいない。

カウンター席に案内され、安室さんがコーヒーを入れるのをぼーっと眺める



……眺めてる場合じゃなくない？！
これ、ヤバくない？！
アウトか、セーフかって言ったら確実にアウトなやつじゃない？？

新ちゃん、赤井さん本当にごめんなさい。

と…とりあえず、赤井さんにメールしなきゃ。


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題名:超緊急事態です
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沖矢さん、本当にごめんなさい。
不可抗力なんです。
安室さんに車で送ってもらうことになりました。
しっかり準備しておいてください。
鍵はちゃんと持ってるので、インターホンが鳴った
としても決して出ないでください。

本当にごめんなさいぃぃぃぃぃぃぃ！！！！！


　 −A−

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これで良しっと。
メッセージを送った途端赤井さんからすぐに返信が来た。


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題名：無題
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了解した

　 −沖矢ー
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怖い、怖すぎる。
簡素なメッセージが怖すぎるよ。
かと言って絵文字だらけのメッセージもある意味怖すぎる。





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