うちの弟が大変お世話になっております【名探偵コナン】

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コ「ばーろー。無茶なんてしねぇよ…




…姉さんたちが悲しむだろ？」

『新ちゃん…』

コ「つーか。俺より姉さんの方が心配だっての」

『え？！なんでよ？！』

コ「俺の警告は聞いてくれねーし。安室さんには近づくし、最近何気に赤井さんとも仲いいみてーだし(ブツブツ」

『安室さんの場合は勝手に寄ってくるの。赤井さんは一応同居人だからね；』


再び手を取り合って歩き始めた頃には、新ちゃんがお世話になってる毛利さん家で。


コ「マジで姉さん帰り気をつけろよ。変な奴に声かけられたらすぐに電話しろよな」

『大丈夫だって。私を誰の娘だと思ってるのよ、工藤有希子の娘よ！
ただでやられたりしないわ』

コ「(ばーろー。だから心配なんだよ)」

『なんで黙るのよ』

コ「あははははは。Aお姉さん送ってくれてありがとう。じゃあねー」


毛利探偵事務所の階段を駆け上がっていく新ちゃん。



逃げたな。



小学生を無事に送り届けたし、私も帰ろっと

回れ右をして、歩き始めた途端目の前のドアが急に開いた。


「Aさん！！！！」


目の前に飛び込んできたのは綺麗な金髪と澄んだ蒼

拝啓 さっき別れたばかりの新ちゃんへ
早速約束を破ることを許してください。


『あ…安室さん？どうしました？？』

安「どうしたじゃありませよ。女性がこんな時間に一人で出歩くなんて褒められたことではありませんね」


わー。すごくめんどくさい。
私のお母さんですか、あなたは。


『コナンくんが家に遊びに来てたので、送り届けたんです』

安「それでここに…」

『遠縁とはいえ、親族ですからね。本当は私が面倒を見れると良いんですが、家を空ける機会も多いので…何より、コナンくんが蘭ちゃんに懐いちゃってて；』


懐いてるっていうか、好きっていうかね…
若いっていいよね。
高校生っていいよね。
新ちゃん親衛隊としては、ふたりの行く末を温かく見守っていきたい所存なのです。


安「そうでしたか。Aさん、お時間ありますか？」

『え？少しなら…』

安「僕、もう少しで上がりの時間なのでご自宅までお送りしますよ」

『え？！いや、さすがにそれは申し訳ないですッ』

いやいやいや。ダメでしょッ。
絶対ダメなやつでしょ！！！？？？
新ちゃんに知られたら死刑宣告待ったなし案件でしょ？！？！？！？！？！？！？！？


安「Aさんに何かあったら、きっとコナンくんも悲しみますし、後悔しますよ。僕だって、そんな思いしたくありません」









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