うちの弟が大変お世話になっております【名探偵コナン】

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今日も美味しそうに出来た！
基本的に食事は和食、体重管理も大事な仕事だからね。
気が進まないとはいえ、モデルをやらせてもらってる以上しっかり体型管理しなきゃ。


『赤井さん？ごはん出来たのでよかったらどうぞ？』


朝から何やら閉じ籠っている赤井さんにドア越しに声をかける。

簡単な事情は知ってるけど、基本的に私はノータッチで詮索しない。
不用意に部屋に入ったり、覗いたりもしない。
新ちゃんはガッツリ関わってるけど、私は当事者じゃないし、新ちゃんやパパ程推理力もないから役にたてないしね。


赤「すまない」


あ、赤井さんが謝った？！
誰ですか貴方。
いつも通り何考えてるか解かんない仏頂面でいてくれなきゃ反応に困ります。


『いえ。時に赤井さん…

ウェイトは増えましたか？？(ニヤリ』

赤「ん？…いや、いつも通りだ(ニヤリ」

『えぇー。赤井さんって、普段全然動いて無さそうなのに何で体重増えないんですか？
私なんて、半身浴にストレッチに筋トレして体型維持してるのに』


これが本当に不思議。
なんで太らないのかな？
そもそもの筋肉量と基礎代謝の違い？

チラリと赤井さんを見た。
引き締まった腕、腹筋、広い肩……

うーん…やはり男女差か。

今度赤井さんの分だけ油増しましにしよ。


赤「君こそもう少しウェイトを増やして良いと思うがな」

『ドレス着てバイオリンを弾くときに、二の腕のお肉がフルフルするのが許せないんですっ！』

赤「ふっ、それは失礼した」

『謝られると、それはそれで複雑です』

赤「それはすまなかった。
詫びといってはなんだが」



コト。




目の前に置かれたのは

ロックグラスに大きな氷と…

琥珀色の液体

鼻をくすぐる芳醇な香り



『バーボン…ですか』



赤「おや、飲めなかったかな？」

『いえ、父がウイスキーを好むので、たまに付き合ってたりしてましたよ』

赤「ほー。それは楽しみだ」

『とは言っても……ん、ごくっ。

っく〜〜〜〜っっ。
おこちゃま舌の私はジャパニーズウイスキーの方が好きなんですけどね。
やっぱりバーボンきっついですね;』

赤「ふっ、今度はジャパニーズウイスキーを用意しておこう」

『でも、どうしたんですか？急に』


バーボンが喉を通る度に感じる甘い熱が心地よくて、独特の香りに慣れてきたみたい。


赤「何、たまには誰かとグラスを傾けたくなるものさ」


そう話すのは珍しく弱々しい瞳の赤井さん

へぇ、そんな顔もするんだ…







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