彼に嫉妬されてみた ページ7
【伊沢拓司】
「オフィス連れて行ってくれてありがとう!」楽しかった〜と笑う貴女をムスッとした顔で見る彼。
貴女が「ねぇ、何でそんなに不機嫌そうなの?」と問うと不意に彼に抱きしめられ「女々しいって思われるかもしんないけど川上とか須貝さんに嫉妬した。」と返ってきます。
オフィスに入った途端QuizKnockメンバーの質問攻めに合い伊沢さんとと全く話せなかったせいか、と思い当たる節があった貴女は「でも伊沢さんが記事書くの頑張ってるところちゃんと見てたよ。やっぱり自慢の彼氏だなって思った。」と彼の背中をとんとん叩きながら言います。
「そういうところずるい、」とこぼす彼に「ずるくてごめん。」と貴女は笑うのでした。
【川上拓朗】
こんなはずじゃ無かったのに、と彼の手によって壁に追い詰められた貴女はぐるぐると考えています。
彼が怒っているのが顕著に分かってしまい顔を上げられずにいると「なぁ、なんであんなことしたん?」と低い声。
川上さんって本当に私のこと好きなのかな、とQuizKnockメンバーに相談した貴女は須貝さんからの提案で『嫉妬大作戦』なるものを実行していたのです。須貝さんと距離を詰めてみたり、楽しそうに話をしてみたり。そんな様子を見ていて彼は怒ったようでした。
「俺じゃなくて須貝さんが好きになったんなら別れよう」という彼に「え、待って!違うの、話聞いて!」と慌てて言う貴女。
貴女が経緯を説明する間黙って話を聞いていた彼ですが話を聞き終わった途端ドン!と壁を叩き「馬鹿、心配した」と貴女の肩口に顔を押し付けます。
「ごめん、でもちゃんと好かれてるって確かめたくて。」と謝りながら彼の頭を撫でる貴女は「これからはちゃんと伝えるようにする」と聞こえた声にふふ、と微笑むのでした。
後日貴女が須貝さんにお礼に行くのはまた別の話。
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いろ(プロフ) - 今更すみません!とても素敵な作品ですね…!皆さんの特徴を捉えていて凄いなあと思いました…!!(本当に今更ですみません…!) (2020年4月3日 2時) (レス) id: 5fbef9d1c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:色彩 巴花 | 作成日時:2019年7月20日 23時