secret37 ページ37
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1時限目の授業が終わり、
2時限目はなにも授業がなかったので図書室に向かう
3時限目の準備もしなきゃいけないけど、少しの時間でもいいから会いたい
覗くと、カウンターで資料を読みこんでいる様子
真剣に仕事してる中お邪魔かな……
カウンターに少しずつ近づいて行くが、気付く気配がない
コンコン
驚かせないように優しく机を叩く
ゆっくりと顔を上げ、俺に気付くと安心したような笑みに変わった
『何やってたの?』
「最近どんな本が高校生に人気なのか、他の図書館がどんな本を仕入れてるのかとか、
どんなジャンルの本が多く借りられているのかがまとめられてる資料を見てたんです」
『ふーん』
資料を手にとって自然に彼女の隣に腰を下ろす
机に置かれた彼女の手に自分の手を絡ませると、「慧さんっ」と焦る声が聞こえた
『もう恋人同士だしいいでしょ?』
「でも、もし見られてたら……」
『じゃあこれでいい?』
机の下に繋いだ手を隠す
まぁ、休み時間に二人で並んで座って何かしてる時点でおかしいけど、
わざわざ教室から図書室を見る俺みたいな先生はいないだろう
基本は授業してるし、この時間は安全な時間だと信じたい
『この前選んでもらった本読んでるよ。
すごい面白いからずっと電車の中で読んでる。』
「よかったです… 慧さんが共感しやすい本をと思って選んだんです」
この会話でお気づきいただけただろうか
まだ敬語で話しているということと、
慧さんと呼んでと言っておきながら自分が月島さんと繰り返し呼んでしまっていることに
『月島さんは彼氏になんて呼ばれたい?』
「えっ……//」
ためらっているのか、なかなか言いだそうとしない
『正直に言って!』
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「名前で呼ばれてみたいです……///」
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なっつん(プロフ) - ☆りんりん☆さん» ありがとうございます(TT)すごい励みになります!待たせることも多くなると思いますが、気長に待っててください(^^) (2018年4月8日 19時) (レス) id: bba7de7533 (このIDを非表示/違反報告)
☆りんりん☆ - いつもドキドキしながら見てます!応援してます! (2018年4月8日 14時) (レス) id: 4d0655b176 (このIDを非表示/違反報告)
白米王女(プロフ) - なっつんさん» 応援してます頑張ってください!! (2018年4月1日 14時) (レス) id: 856007b312 (このIDを非表示/違反報告)
なっつん(プロフ) - 白米王女さん» そんな嬉しいこと言わないでください!← これからは学校内での秘密の恋が始まるので覚悟しててくださいね(笑) (2018年4月1日 14時) (レス) id: 7a55cd2550 (このIDを非表示/違反報告)
白米王女(プロフ) - 胸キュンにも程がありますなんなんですかやめてください← (2018年4月1日 13時) (レス) id: 856007b312 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なっつん | 作成日時:2018年2月25日 18時