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secret12 ページ12






『これから質問攻めにするけどいい?』



「えぇっ?」






まだ出会って一カ月だし、月島さんについて全然。いや、全く知らない




 だからもっと知っておきたいんだ







『なんで司書になろうと思ったの?』





俯いてうっすら切ない笑顔を浮かべてから話し始めた






「私、小さい時全然友達がいなかったんです」





「その時、逃げ場になったのが読書で、友達がいないなんて寂しさも忘れて

  本の物語に入り込める、そんな読書に夢中になったんです


  周りで友達同士集まってつるんでいるのも
 読書するようになってから気になることもなくなって」







そうだったんだ… 月島さんにそんな過去があったなんて…







「高校の時、読書をしていたらある子が[何読んでるの?]って

 話しかけてくれて、その子も読書が好きって分かって一緒に図書館とか本屋に行ったりして、



 今では親友なんですけどね」






笑みを浮かべて話す姿を見て、
それが本人にとって相当嬉しかった事だったんだなって感じられて





 関係ないのに安心した







「本は困ってる人の逃げ場にもなり、人と人とを繋ぐものでもある


本を読むことでたくさん学べる、心を豊かにし、感動することもできる


  本は無限大なんです!




だから、大好きな本に関わる職に就きたいって強く思ったんです」






『本当に本が好きなんだね』




「はい、大好きです」







好きなことを仕事にできる人って数少ないから本当に尊敬するし、


 本が大好きってことがよく伝わった






まだ一つしか質問してないのに彼女に対しての好きがどんどん募る




 このまま質問し続けたら


帰る頃には俺死んでるんじゃないかな……













「伊野尾先生はどうして先生になったんですか?」







  ギクッ





自分の就きたい仕事が見つからないから親の願いで先生になったって言ったら


 内容が薄すぎて絶対しらけるから







『秘密ね』




「えー私は教えたのにずるいですよ

すごい語っちゃった私が恥ずかしいじゃないですか!」






拗ねながら俺に文句を言う姿を見て、



少し距離が縮まったと感じて心の中でグッと喜びをかみしめた

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設定タグ:伊野尾慧 , Hey!Say!JUMP , 山田涼介   
作品ジャンル:恋愛
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なっつん(プロフ) - ☆りんりん☆さん» ありがとうございます(TT)すごい励みになります!待たせることも多くなると思いますが、気長に待っててください(^^) (2018年4月8日 19時) (レス) id: bba7de7533 (このIDを非表示/違反報告)
☆りんりん☆ - いつもドキドキしながら見てます!応援してます! (2018年4月8日 14時) (レス) id: 4d0655b176 (このIDを非表示/違反報告)
白米王女(プロフ) - なっつんさん» 応援してます頑張ってください!! (2018年4月1日 14時) (レス) id: 856007b312 (このIDを非表示/違反報告)
なっつん(プロフ) - 白米王女さん» そんな嬉しいこと言わないでください!← これからは学校内での秘密の恋が始まるので覚悟しててくださいね(笑) (2018年4月1日 14時) (レス) id: 7a55cd2550 (このIDを非表示/違反報告)
白米王女(プロフ) - 胸キュンにも程がありますなんなんですかやめてください← (2018年4月1日 13時) (レス) id: 856007b312 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なっつん | 作成日時:2018年2月25日 18時

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