私に子育てなんか無理だよぉぉ！(d!)！

５話 ページ8

ショッピ視点

夢を見た

お父さんとお母さん、家族で楽しく過ごす夢を

でもそれは瞬く間に真っ赤に染まった

気がつくとそこは、冷たい冷たい地下牢

怖くて怖くて仕方がなかった

でもそんな中たくさんの仲間に出会った

楽しかったんだ

こんな地獄でも明るくて楽しかった

ある日、1人が俺を庇って出品された

もう戻って来ななかった

俺のせいだ

俺の、俺のせいで出品された

もう仲間を失いたくない

そんな絶望の最中もう1人が出品された

もう…嫌だ

いっそのこと仲間と一緒に殺して


…あれ？どこだろうここ

いつもの硬い床じゃない、ふわふわしてる

「っ？！」

『おはよう、起きたか』

誰？こいつ誰？
俺、買われた？

みんなは？！

『先程から嫌だ、ごめんなさい、と魘されていたが大丈夫か？』

何で俺はベットに？！
何でこいつは俺の心配をする？
何で暴力を振るってこない？！

「誰…」

『すまない、自己紹介が遅れたな。私はA・マーシャドーだ。お前らのまぁ親だ仮のな、安心しろお前の仲間もエーミールも大切に保護している。お前達に危害を加えるつもりはない』

何でエミさん知ってんの？

『何で…攫ったから？』

「声に出てましたか？ご主人様」

ご主人様と呼ぶとA？は動揺したあと悲しそうな顔をした

『嗚呼、バッチリ声に出てたぞ。それとご主人様と呼ばなくていい、私の事はAと呼んでくれ。』

「はい…」

変なやつ
優しいし優しさも愛情も偽りじゃない

信用していいんかな？

『ショッピ、お前の体調不良の原因はストレスだ。しばらく休んでおけ、今粥を持ってくる、安心しろ粥はエーミールが作った物だ』

「みんなは？」

『今呼ぶ＿＿＿＿おーい！お前らー！ショッピが起きたぞー！」

その一声でドタバタと足音が聞こえてくる
みんな無事やったんや

rb「ショッピ！心配したんやで！1ヶ月も寝たきりやったから！』

「え？」

rb「ずっとAが丁寧にしてくれてたんやで！」

『嗚呼、お前が起きてくれて良かった』

俺はこの人を信じていいんやろうか
また裏切られたら…

『はーい面会時間派終わりだ。ほら出て』

そんな空気を察したのかみんなを部屋の外へ出す

『私はお前の味方だからな。今はまだいいゆっくりしておけ』

俺の頭をポンポンと撫でた
そして部屋から出て行こうとした

「待って、怖いから行かんとって」

引き止めた。怖かった1人が

『一緒にいようか』

嫌な顔一つせずに了承してくれた
優しい

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