竜胆と蘭�� ページ50
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この状況下で兄貴の追い討ちもあり半べそのA
落ち着かせる為にもオレは立ち上がった
「オレ見てくるから」
一歩、玄関へと足を進めようとしたが、がっしりと彼女は身体ごとオレの足にへばりつき行動を阻止
声をふるわせ
「待って竜胆くん私を蘭と2人にしないで」
そう懇願してきた
「そうだぞ竜胆、オレがAと2人きりになったら歯止め効かなくなるぞ〜」
「どんな脅しだよ…ったく」
結局再び元の場所に座り雷が止むのを待った
しかし、ピカッと外が光った瞬間
ベランダに人影が写ったのだ
「…もう泣いていいですか」
ぎゅうっと回された腕に不謹慎ながら緊張していると
「泣き喚けー」
兄貴が彼女の頭をポンポンとしてから自身の警棒を何処からともなく取り出して一度振り下ろし、ベランダへと向かった
「兄ちゃん、気ぃつけろ」
「ガラスごとぶっ飛ばしてやるよ〜」
「待ってガラスごとは今後ここに住めなくなる！」
「良いじゃん、いっそオレらのとこ住めば」
「職場から何駅ですかソコ」
「恐怖のあまり判断能力低下してんな…」
警棒でカーテンをスッと捲った兄貴の向こう側に、やっぱり人影が佇んでいたが、その影が頭上にあがる
兄貴は瞬時に身体を横へと滑らせた途端、影はガラス戸にコンっという可愛い音を立て止まった
「…万次郎？何故ベランダ」
上げられた足の横からひょっこり顔を出すのは
「やっぱ来たか」
噂通りここへと足を運んだ東卍の総長で、オレたちは息を呑んだ
「竜胆くん、電気つくかな？」
「見てみる」
パチリと明るくなった部屋へと総長を招き入れたA
彼女だけが気づかない彼の殺気に、兄貴は静かに警棒を仕舞いソファへと座って誤魔化した
「万次郎、ベランダから入るなんて危ないよ
さっき玄関来たでしょ？いつも通りそっちから入ればいいのに」
「は？オレ今日はAと初めてチューした記念日だし驚かせようとこっちから来たんだけど」
「ん？いつ記念日とか全く知らないけど何よりさっきのポストドッキリの方が今私ドキドキしてるよ？」
「待てよ、総長、お宅Aに番犬付けてんだろ？」
「……時々な…時々」
「万次郎、番犬よりもポスト…」
「A脅かす様な躾はしてない」
「じゃあさっきのは、」
「番犬増やすわ」
「それはちょっと恥ずかしい」
ただの空き巣かは分からないが、この一件で彼女のフツウは確実に崩れてしまった。
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みんじろう(プロフ) - ドンさん» コメントありがとうございます！絵が下手なので描く事はできませんすみません｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡夢主のイメージはご自分を二次元化して頂けたら嬉しいです！勿論夢主のイメージ絵も描いてくださる方がいらっしゃったらそれはそれで嬉しいです！(他力本願) (2021年11月2日 12時) (
レス) id: b551299472 (このIDを非表示/違反報告)
ドン - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです！ (2021年10月25日 20時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんじろう | 作成日時：2021年10月14日 23時
