灰谷竜胆�� ページ43
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時々兄貴の思考がわからなくなる
オレの言葉を聞いて一度首を傾げたまま、「上がる」と声だけかけて浴室から出て行った
何か変な事言ったか、オレ
自問自答を繰り返すも答えは出ないまま、再び湯船へと身体を沈めてからため息を溢しあがった
「なぁオレのパンツどこー？」
「ちょっと待って、取り敢えず上着よう？
もうなんかパンツ多すぎて誰のか判別できないよ！名前書いてよ」
「だせぇ無理
竜胆、Aがパンツ渡してくれない」
「って竜胆くんももう上がったのか、ごめんね誰がどれだか、」
「焦りすぎ
いいよオレ探すから」
兄貴のタオル一丁姿にか、赤い顔をして引き出しを漁る彼女に、落ち着く様に肩へと手を置いたが、その肩はピクリと跳ねた
「ははっ、Aも初心かよ〜
オレが手取り足取り腰取り教えてやろうかー？」
Aの ほほに手を添えて意地悪そうに舌を出した兄貴に臆して彼女はオレの手掴んだ
「りりりりりんどーくん助けて、君のお兄ちゃん鬼ッッ！！」
「兄貴、Aいじめ過ぎ
ご飯抜きになるぞ」
「それも無理」
「A、ごめん
ドライヤー欲しい」
「わ、わかった！ありがとう竜胆くん」
一応オレもタオル一枚なのだが、安心感故にか、兄貴と同じような反応はなくて少し虚しさを覚えた
「竜胆も早く大人になれー」
「はぁ？！意味わかんねーよ」
兄貴のヤラシイ笑みに怒りが湧きつつ、自分達の下着を取り出した
「竜胆くん、こっちおいでー」
ドライヤーを片手に彼女はオレを呼ぶ
言われるがまま彼女の脚の間に座ると、ドライヤーのスイッチが入り、温かい風が吹いた
「自分でできるけど、」
「いーのいーの、私がしたいし」
彼女の指先が髪を通して頭に当たる
少しくすぐったさもあったが、次第に慣れて行き瞼を閉じる
丁度眠気に誘われ出した頃に音は止まり目を開けた
「ダメだ…眠くなる」
「うん、よく言われる
ご飯まだだよ」
「なぁオレは？」
「蘭はご自分でどーぞ
長いし手間凄そう」
「ヘアオイル貸そうと思ったんだけどなぁ」
「……せめてメーカー教えて」
「だめ 髪は？」
「しまーす！」
また遊んでる
兄貴が、Aで
自然と2人きりの空気を作るのも凄い
けど、そこには確実に兄貴からオレへの挑発もありそうな気がして腹をくくってみた
「A、寝ないからドライヤー終わるまで膝貸して」
「いいよー、寝たら落とすけど」
「落ちたらオレに当たるじゃん
落ちたらシバくからな」
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みんじろう(プロフ) - ドンさん» コメントありがとうございます！絵が下手なので描く事はできませんすみません｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡夢主のイメージはご自分を二次元化して頂けたら嬉しいです！勿論夢主のイメージ絵も描いてくださる方がいらっしゃったらそれはそれで嬉しいです！(他力本願) (2021年11月2日 12時) (
レス) id: b551299472 (このIDを非表示/違反報告)
ドン - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです！ (2021年10月25日 20時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんじろう | 作成日時：2021年10月14日 23時
