灰谷蘭�� ページ41
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「いらっしゃー、」
玄関が開けられる
それと同時に聞こえた声
ただし、彼女の視線が上から下へと降りた瞬間、玄関が閉められかけた
ガッと足を忍ばせて閉めるのを防ぎ、ドアへと手を掛けた
「A〜今日何？」
「何ってこっちが何だよ、何？君たちマグロでも解体してた？？」
彼女の青ざめた顔が可笑しくて、笑いを堪える為、口元に手を当て
「まぁそんなとこ〜」
と微笑む
「大体合ってるってもう聞かずに上げた方が正解だったのか…！」
謎の落ち込みを披露する彼女に、竜胆はオレの後ろから小さく謝る
なんで気まずそうな顔なのか、問いただすのも面白そう
「A、悪い…」
「あ、いや竜胆くん、え、竜胆くんもマグロ解体したの…！あ、あの、固形別は排水口通らないから気をつけてね…」
「そこまではしねぇって、オレ
怪しいの兄貴の方」
彼女の言う固形別は多分肉片だろう
竜胆は焦ったように首を横に振って、オレを指差した
「同罪だろー？
つか、乾いちゃう」
「んふぅ…せめて玄関で靴下脱いでくださ〜い…」
半分泣きそうな顔で渋々入場の許可をだした彼女に、手袋を外してから頭を撫でた
「蘭って意外とそういうとこきちんとするんだ…」
気分良く言いつけ通り靴下を脱ぐオレに、あたかも新種の生き物を発見したようなキラキラした目で見つめる彼女にガンを飛ばす
「…は？…イラッとした」
「え、嘘ごめん、いやぁ、よく出来たお兄ちゃんだね！竜胆くん！」
「え、ごめんオレも今意外って思った」
「２人まとめて湯船に沈めんぞー」
「わー、今日何しよっかなー！大雑把な麻婆豆腐でいい？」
ついでに服も脱ぎ始めると彼女は冷蔵庫へと向かいオレたちから視線を外した
怖がるなら思っても口に出さなきゃいいのに
「大雑把なってなんだよ」
彼女の発言に、竜胆は小さく笑ってシャツと下着姿のままキッチンの方で手を洗い出した
「便利なモトがないから豆板醤と甜麺醤を適当に混ぜるだけ…」
「十分だろ
あれ？もう追い炊きしてくれてんの？」
「うん、子どもはさっさと風呂入ってからご飯食べる、その方があとゆっくりしてられるでしょ？」
「へーってガキ扱いかよ」
あからさまにむすっとした竜胆を他所に彼女の言動へと疑問を抱き、気づけば声に出していた
「Aって何、バツイチ子持ち？」
「………この年でバツと子あったら泣くわ」
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みんじろう(プロフ) - ドンさん» コメントありがとうございます！絵が下手なので描く事はできませんすみません｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡夢主のイメージはご自分を二次元化して頂けたら嬉しいです！勿論夢主のイメージ絵も描いてくださる方がいらっしゃったらそれはそれで嬉しいです！(他力本願) (2021年11月2日 12時) (
レス) id: b551299472 (このIDを非表示/違反報告)
ドン - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです！ (2021年10月25日 20時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんじろう | 作成日時：2021年10月14日 23時
