半間修二�� ページ36
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ひゅうっと風が吹き、堪らず
「っっくしゅん！！」
とみっともないくしゃみをすると、彼女は慌てた様子でオレに傘を託した
「家まで一駅だけど、それじゃあキツイか
ちょっとコンビニでシャツ見てくるから待ってて」
「別にいーって」
返事を聞かずに店内へと入った彼女の姿を見て、体は寒いのに、どこか熱く感じた
袋を片手に戻って来ては、辺りを見渡して漫喫のビルを指差した
「あったまるまであそこで待機！シャワー浴びてコレ着替えておいで」
「えーーめんd「返事は？」…あーい」
「ヨシ！行くよー」
面倒くさい手続き、会員登録、全部をすぐに終えて彼女はオレの背中を押した
礼を言う間もなく渡された着替えを片手にシャワールームへと向かった
なんでこうも世話焼きなんだって疑問だらけだけど、それすらもどこかイイ気がして、柄にもなくオレは 頬をかいた
「あ、Aちゃんサンキュー、でもズボンねぇ」
「しっ！無かったの、ほら、ズボン干さなきゃだから早く個室行くよ」
「わーヤラシー」
「半間さんご冗談はおよしになってください」
「悪ぃ、だから精神的にも距離取んないで」
笑いながら言ったけど、割と傷つく冷めた対応に思わず彼女の手を取った
「っ手も冷たい…あ、ここだよ
あったかいココア用意してるから、手も内臓もあっためて」
「Aちゃん良いドレーになりそうだな」
「ならない
じゃ、お代は置いとくから私はこれで、」
個室に案内されるも、戸を開けて説明しては踵を返そうとした彼女の身体を正面からホールドした
「言っただろー、あっためてって」
「修二、ふざけないで
ココア冷めるし、風邪引くよ？
ふふ、にしても修二の髪下ろしてる姿やっぱ面白いね」
抱きつかれていてもこの発言、能天気過ぎだろマジで
「Aちゃん、割とバカ？」
「……怒っていいかな」
むっとした顔でオレを睨みあげる姿に、肩が震える程笑うのを堪えていると、彼女はオレの 頬を軽く摘んだ
「普通に考えたら突き飛ばすかしねぇ？」
「…いや、修二がそういう性格なのかな、と」
「性格でこの状況流すの、意味わかんねぇ」
「じゃあエイッ！うーんびくともしないね」
頬から手を離して胸板へと手を当てグイッと押されるも、弱すぎる力にまた笑った
なんだろ、なんか面白ぇ
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みんじろう(プロフ) - ドンさん» コメントありがとうございます！絵が下手なので描く事はできませんすみません｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡夢主のイメージはご自分を二次元化して頂けたら嬉しいです！勿論夢主のイメージ絵も描いてくださる方がいらっしゃったらそれはそれで嬉しいです！(他力本願) (2021年11月2日 12時) (
レス) id: b551299472 (このIDを非表示/違反報告)
ドン - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです！ (2021年10月25日 20時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんじろう | 作成日時：2021年10月14日 23時
