三ツ谷隆�� ページ27
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結局彼女の言う行きつけの店の前まで、まさかの手繋ぎで到着だった
ただ気付かされたのは第三者によるもの
「あれ？部長？」
「おー安田さんじゃん」
目の前の自動ドアから、テイクアウト用のだろうか
そんな感じの紙袋を手から提げて出てきたのは我が部の部員安田さんで、顔を赤らめながらオレの方を指差した
「あの部長が、テスト期間中にデ、デートしてるとは意外です！」
「三ツ谷…デートしてたの？」
「ん？そうみてーだな」
「え？違うんですか？でも手が、」
安田さんは首を傾げながら、オレへと向けていた指先を、彼女とずっと繋がれていた手へと移した
その途端、彼女は勢いよく振り解き安田さんの目の前で両手を振り全力で言い訳をしだした
「…ハッ！いやあのお嬢さんここここれは違うんです！つい？いやついは三ツ谷の方で私は別にそんな変な気も何もないんです あ、なんなら今から三ツ谷お貸ししますんで！若人の青春の邪魔をする野暮な老ぼれはもうお暇っ」
テンパった彼女の 両頬を片手で抑えて黙らせてから手を離し、ため息を吐いた
「Aちゃん一体いつの人間よ」
「レンタル三ツ谷始めます」
「ははー、流石に怒るぞ？話聞け？」
「すんませんでも私感じたの、青春の風を」
「自信あり気な顔だけど、オレの知り得る人間関係の中で一番の鈍チン野朗からそんな言葉聞かされてもなぁ」
「まぁまだ三ツ谷は子どもだからね、これから更に上が現れるよ」
「否定しねーのかよ」
どこからその自信が湧くのやら
ふざけた事ばかり言う彼女の頭を小突くと、唖然としていた安田さんが笑った
「でも良かったです、三ツ谷部長が普通の人と交際してるのを見て、私ホッとしました！お姉さん、三ツ谷部長をこれからも宜しくお願いします！」
「不束者ですがこちらこそ…」
「三ツ谷部長、そのまま真っ当な人生歩んでくださいね！では私はこれで！お姉さんお元気で！！」
「バイバーイ…なんかよくわからない風が過ぎ去ったね」
「な、青春ではなかったろ？」
「えへへへへ、でもこの私を普通の人だって、めちゃくちゃ嬉しいんだけど
あの子絶対良い子だよ、お母さん応援してるからね」
「フラグ折っといて言うセリフかよ
まぁ要らねーから有難いけど」
「恋の相談いつでも乗るから！」
「初心者のオカーサンにする訳ねぇ」
「タカちゃん、そんな事言わないの
オカーサン泣くよ？」
「はいはい、もういいから行くぞ」
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みんじろう(プロフ) - ドンさん» コメントありがとうございます！絵が下手なので描く事はできませんすみません｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡夢主のイメージはご自分を二次元化して頂けたら嬉しいです！勿論夢主のイメージ絵も描いてくださる方がいらっしゃったらそれはそれで嬉しいです！(他力本願) (2021年11月2日 12時) (
レス) id: b551299472 (このIDを非表示/違反報告)
ドン - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです！ (2021年10月25日 20時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんじろう | 作成日時：2021年10月14日 23時
