千冬と圭介�� ページ24
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Aさんの言葉を聞いて
夢の中でスイーツを食べようとしていただけだったのかと落胆するオレを他所に何故か問いただされているAさんと、鬼の形相さながらのドラケンくんがいて、マイキーくんはまた寝ていた
「まぁ千冬からなんていく訳ねーわな！悪ぃ悪ぃ！」
場地さんの、ニッと笑った顔に
オレは頷いた
「そーっすよ、オレは別に、」
完全に否定しようとした時
脳裏に過った「千冬！」とオレの名前を呼ぶ彼女の顔が
変な顔して照れたり、似合わない言葉を使ったり
さり気なく一番下のオレに気を遣ってくれる瞬間だったり
彼女の存在をただの憧れなどで片付けていいものなのだろうか
ただただ尊敬する場地さんの邪魔はせず、２人の仲を応援していればいいだけ
それくらい初めて会った時から分かっていた筈なのに
でも、オレも少しはAさんと近づきたい
「場地さんオーエンしてますから！」
場地さんが居ない時くらいは、素直なオレで居させてもらおう
「はぁ？！意味わかんねー事言うなしばくぞ！」
赤い顔をした場地さんに胸ぐらを掴まれるも、慌てたAさんが止めに入った
「圭介くん朝からそんな元気あるなら布団干して！」
「ったく、しゃーねーな…千冬は掛布団な」
「はい！」
「万次郎邪魔、起きてー」
ズルズルとマイキーくんはAさんに引かれて布団から脱出
それを見届けた場地さんは敷布団を手にベランダへと向かった
「あれー？Aじゃん、夢？」
「そーです夢でーす
堅くんよく此処まで連れて来れたね」
「ヘアゴムで括り付けて来た」
「ヘアゴム？？！」
「それより今日は…」
Aさんにへばりつくように抱き着いているマイキーくんを尻目に掛布団を抱き締めた
その時、普段気にしなかった匂いが布団から香った
多分、これは彼女の匂いだ
「場地さん、布団もいい匂いっすね！」
「テメェ茶化すならこっから落とすぞ」
場地さんも、匂いを嗅いだのか
そう取れる反応に、つい笑ってしまう
あぁ、楽しい
この関係性が
今のオレにはすごく居心地が良くて、まだ先のことはどうでもよくなりそうだ
外野が何もしなければ、だけど
「千冬と圭介くんもラーメン食べに行かない？今日行くと次回無料券くれるんだって！」
「行きまーす！」
「行く」
「よっしゃ！それじゃあ昼までゲーセン行こ！」
どうか、誰も壊しません様に
オレはそう祈るばかりだ。
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みんじろう(プロフ) - ドンさん» コメントありがとうございます！絵が下手なので描く事はできませんすみません｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡夢主のイメージはご自分を二次元化して頂けたら嬉しいです！勿論夢主のイメージ絵も描いてくださる方がいらっしゃったらそれはそれで嬉しいです！(他力本願) (2021年11月2日 12時) (
レス) id: b551299472 (このIDを非表示/違反報告)
ドン - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです！ (2021年10月25日 20時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんじろう | 作成日時：2021年10月14日 23時
