松野千冬�� ページ20
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「千冬？」
「っあ、いえ、今から買い物っすよね」
「うん、千冬も何かいる？小腹空いてるなら揚げ物とか？」
「えっいいんすか？やった」
「餌付け餌付け〜」
買い物籠に早速生クリームが目立つプリンを入れたのを見てサッと籠を奪った
「せめて持ちますよ」
「よし、良い子だ
アイスも買ってやろう」
「誰っすかマジで」
彼女なりの喜び方…照れ方だろうか
反応がいつも面白くて、少し彼女をいじめたくなる自分がいた
唐揚げをすぐ食べ終えてから、隣を歩くAさんに
「大福アイス、半分コしません？」
と声をかけると首を横に振られた
「まるまる食べなよ
育ち盛りじゃん」
甘いもの好きなら絶対食べると思ったのにな、と思いつつ、彼女の言葉を否定する
「アイスじゃ育ちませんって」
オレの誘いと否定に少し迷った後
「じゃあお言葉に甘えて頂く
こう言うのでお腹膨れたら夜ご飯作りたくなくなるねぇ」
漸く半分コの返事に首を縦に振った
帰路にある誰もいない公園に立ち寄り、ブランコに座る
座面が思った以上に低くてこけかけたが、彼女も同様「ひっっく！」と声を出してこけかけたのを誤魔化していた
見ていて楽しい…
「なに笑ってんの」
「いや？おかしーなぁって
ほら、アイス溶けますよ」
「不服だ
でも貰う」
ピックを大福に突き刺し、隣に座る彼女へと手を伸ばす
一口齧ったのを見て、オレは手を引き齧られた大福に噛み付いた
再び彼女の方へと手を伸ばすと、うーんと唸るような声で大福を見つめていた
「なんか私が餌付けされてるみたい」
「あ、バレました？」
「コラ
私は餌付けする側の人間なんだよ」
「どっからその定義持ってくるんすか
ほんっと、意味わかんねー
ま、言う通りにしますよ」
差し出したピックを彼女が受け取りオレに向けた
なんかよくわかんねーけど、すげぇからかいたくて
彼女のピックを握る手に、自身の手を重ねて握った
「あー…」
と口を開けて見つめた
「………何故見つめる、そして何故距離を詰める」
「反応が可愛いなって」
「カワ、ウソ…」
場地さんやマイキーくんたちとの距離感は、物理的にも密着と言って良いほどゼロなのに
オレとは30cm程の距離でこの反応で
オレと彼らの違いは多分、昔からの関係だからなんだろう
ほんの少し、場地さんに罪悪感を抱きながらも、彼女の反応を楽しんだ
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みんじろう(プロフ) - ドンさん» コメントありがとうございます！絵が下手なので描く事はできませんすみません｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡夢主のイメージはご自分を二次元化して頂けたら嬉しいです！勿論夢主のイメージ絵も描いてくださる方がいらっしゃったらそれはそれで嬉しいです！(他力本願) (2021年11月2日 12時) (
レス) id: b551299472 (このIDを非表示/違反報告)
ドン - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです！ (2021年10月25日 20時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんじろう | 作成日時：2021年10月14日 23時
