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神『じゃ、俺帰るわ。
Aちゃんと仲良くやれよ。』
平『ありがとう』
お金を置いて立ち去ろうとするジンを急いで引き止めて言葉を重ねる
平『なぁ！』
平『俺は今でも友達やって思っとるよ』
これだけはどうしても伝えたかった。
一方的に責め続けて憎い感情を捨てきれずにいるよりも、こうやって時には人を許す心も必要なんだと、そう気付いたから。
神『ふっ、相変わらずバカなの？』
でもさ、その冷たい返しも照れ隠しってちゃんと分かっとるよ。
少しだけ口元が緩んだ隙を見てスっと何かが俺の中から消えていく音がした
神『またな、紫耀』
その “ また ” に込められた優しさを噛み締める。
相変わらず大人びたその背中を見つめながら思う、
今回のことはAに感謝かな、と。
今頃家で待ってくれているであろう彼女の好きなスイーツを買って、そのまま真っ直ぐ足を進めた。
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平『ただいまー』
玄関を開けると聞こえてくるバタバタと慌ただしい足音
「おかえりー！」
一直線に走ってくるエプロンを着けた彼女が愛しくてそのままフワッと抱きしめた
「ふふ、ちゃんと思ってること伝えられた？」
胸の中にすっぽり収まった小さな身体からは優しいいつもの香りがする
平『うん』
「頑張ったね、えらいえらい」
平『ご褒美ちょうだい？』
「あ、今日はしょうの好きなオムライスだよ」
平『やった、早く食べよ』
そんな俺の言葉を聞いてするりと腕の中からすり抜ける
キッチンに向かうつもりなのか、体の向きを変えたAの腕を掴み引き寄せると少し驚いた表情が垣間見えるからなんだか新鮮で面白い
あぁ、離したくないな、なんて柄にもなく素直に溢れ出そうになるを感じて慌てて口を噤んだ。
平『でもその前に』
びっくりして目を見開いているのも無視して勢いに任せ唇を重ね合わせる
瞼の隙間から見えるのは目を見開いて息を止めるAの姿
幸福感で満たされるとゆっくりと離れてAの頭に手を置きリビングへと足を進めた
平『さっ、オムライスオムライス〜』
“ あ、ちょっと！ ” なんて声が後ろから聞こえてくるけどこれもまた無視。
不器用な俺でごめんな、ほんまはめちゃくちゃ感謝してるよ、ありがとう。
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みう(プロフ) - 美月さん» コメントありがとうございます。少しでも楽しんで頂けたなら幸いです、そしてそのような嬉しいお言葉ありがとうございます^^こちらこそ最後までお付き合い頂き本当にありがとうございました！ (2020年5月4日 19時) (
レス) id: 3c79c161a1 (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - 涼杜兄妹さん» コメントありがとうございます。最後までお付き合いありがとうございました、これからも是非よろしくお願い致します^^ (2020年5月4日 19時) (レス) id: 3c79c161a1 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - afterstoryもお疲れ様でした！！ここまで含めてやっぱり一番好きな作品でした。幸せになれてよかったです。終わってしまうのが寂しいですね。。。寂しくなったらまた最初から読み直します(笑)楽しく読ませていただきありがとうございました(*^^*) (2020年5月3日 10時) (レス) id: 4599bc1e74 (このIDを非表示/違反報告)
涼杜兄妹(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてました！これからも応援しています！ (2020年5月3日 9時) (レス) id: 400e48a6ce (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - せ い らさん» コメントありがとうございます、最後までお付き合いありがとうございました！次書く機会がございましたらその時もよろしくお願い致します^^ (2020年5月2日 23時) (レス) id: 3c79c161a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みう
| 作成日時：2020年4月16日 20時
