Dr.SnowMan

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最初の方は呼吸ができないくらい痛かったけれど、しばらく経つと感覚がなくなってきた。

目黒『よーし、麻酔終わり。

Aちゃん、よく頑張りました、笑』

『はぁ、……』

目黒『じゃあ今から縫ってくけど、引っ張られる感じはあると思うんだ、けど、痛くないからね。痛かったらすぐに俺に教えてね、』



目黒先生の言った通り、痛みは感じないけれどどこか引っ張られる感じはして。

引っ張られる感触のたびに、体に力が入ってしまう。


目黒『Aちゃん、もう直ぐ終わるからね、……ん、足は終わったよ。お疲れ様。』



『……、』

目黒『んー？笑、』

『……おでこ、やだ、……こわい、』

怖いって言ってるのに頭にシートが被せられて。


目黒『怖い？、でもさっき膝頑張れたじゃん。

おでこの方が傷小さいよ、』

『おでこ、はぬいたくない、……』

目黒『んー、……ここなぁ、そのままにしちゃうと結構目立っちゃうんだよなぁ、……じゃあ、麻酔する前に感覚がぼーっとするお薬縫って頑張ってみよっか。

表面麻酔のクリーム、お願い。』


目黒先生は、いつのまにか私の頭の方に移動していた。


何か塗られたと思ったら、痺れるような感じがして、

目黒『んー、じゃ、ちくっとするよ、……』

さっきよりは痛くない。何されてるのか、分からないけど、目黒先生はちゃんと半分くらい終わったよ、とか痛くないか、とか、処置に全然関係ない話とかいろいろしてくれて、不安に感じることも最初より減った。

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