Dr.SnowMan

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ぱちん、と音がして、

目黒『はーい、終わり。全部終わったよー、』


シートが外されて見えたのは目黒先生のマスク越しの優しい目。

目黒『よく頑張りました、気持ち悪いとかない？大丈夫？』


『だいじょうぶ、……これ、綺麗に治る？』

目黒『うん。

跡になんないように、綺麗に縫っといたから心配しないで。』


目黒先生はそっと私の頭を撫でてから、奥の方へ行ってしまって。


そこからCTという機械の検査を受けて、ちょっと疲れてうとうとしていると、


目黒『Aちゃん、』

『あ、めぐろせんせ、』

目黒『お疲れ様。検査結果、異常なかったけどもし帰ってから具合悪くなったら連絡してね。

あと、明日、学校の帰りに病院寄れる？

傷口の消毒したいんだけど、』

『……いたい？』

目黒『痛くないよー笑、大丈ー夫。

じゃ、待ってるからね、明日。』


お疲れ様、とオレンジジュースを私にくれて戻って行った目黒先生。

高地『あ、目黒行っちゃった？

それ、目黒から貰ったの？笑』

『はい、』

受付を終えた高地先生が戻ってきて、オレンジジュースを見て懐かしそうに、

高地『あいつねー、そういうところ優しいんだよねー、顔もかっこいいし、笑』

『目黒先生と仲良いんですね、』

高地『まーね、後で教えたげる。

たてる？、よし、いこう、』


災難すぎる怪我だったけど、目黒先生に手当てしてもらえたのはラッキーだったな。

Fin.

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