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安田side
俺は間違いなく「好き」て言うたで。
俺が関西からデビューして少ぉしずつ波に乗り始めた時。
色んな逆境の中支えてくれてたAのことはずっとずっと大好きで、
少し鬱々になってるときもいつも傍にいてくれたAを、今度は俺が支えたい、支えられるくらいの男になろうって。
気持ちを伝えた(つもり)のはいつも通り家に呼んだ時やった。
「俺、Aのこと好きやで」
「ん？あたしもだよ！」
これだけ。
え、これだけの会話で付き合うてる思た俺はアホなんか！？
この時の話をするとAは案の定、
「それ、普通告白と思わないでしょ……」
と呆れ顔。
いやちょっと待ってくれや。
「付き合ってるつもりやなかったら、こんなしょっちゅう会いたいとか言えへんし、キスもせえへんし！
けどAのこと大事やからキスの先はできひんかって！
今日、ようやく勇気振り絞ったんに！」
「…何でかな、とは思ってたけど、まさか付き合ってるつもりだったなんて…」
やからか、やからここ1か月会いたい言うても会うてくれへんかったんや。
今までも何度か会ってくれへん時期があったけど、それも彼氏がおったからか。
そうなんか！！
「あたしはさぁ…ずっと、"友達以上恋人未満"だと思ってたんだよね…」
え、
何それ。
何なんそれ。
「そんな中途半端なことせえへんわい！」
「あたしだって中途半端なの嫌だったけど！
でも……何か、手放したくなかったんだよね…」
俺のことを動物愛として好きやったから、
ほんまに恋愛感情があるかは今は分からへんと言うA。
まぁ、思いが通じてなかったんはショックやし、
Aが今現在彼氏持ちなんは許せへんけど、
でも、ええもん。
俺は諦めへんから。
今までは俺だけが付き合うてる思てたみたいやけど、
そのうち絶対ほんまの彼女にする。
惚れさしたるわ必ず。
Fin.
まとまらない！！！！！！！！！←
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作者名：渡璃凛 | 作成日時：2020年8月25日 16時
