過去から現在２ ページ3
「お前…ドラゴン知らねぇ訳…ねぇよな…？」
『わかんない！』
本当に呆れた声でそう言われた
私達の村の周りにはドラゴンの巣も無かったから
全くと言っていいほど知らない生物だったのだ
「親はどこだ」
『わかんない…逃げてきたから…』
「逃げてきた？」
その後、ここまでの事情を全部教えた
母さんは…多分死んでしまったこと
父さんは狩に行ってていなかったということも
洗いざらい全て
「…なるほどな、行く当ては？」
『無いに決まってんじゃん！』
「だろうな…」
そうやって話していると
洞窟内が暗くなった。
入り口に他のドラゴンが来たらしい
「ボスー差し入れ…って誰っすか？そのエルフ…あ、食料っすね！」
食料、そう聞いて私は震えた
食べられてしまうのかと思ったから
「ちげぇよ、俺の…知り合いだ」
「エルフの知り合いいたんっすか⁉さすがボスっすね！エルフ族はここら辺では珍しいのに」
どうやら、ここ周辺には仲間はいないみたい
だけど、それ以上に驚いたのは「知り合い」という言葉
ちょっと安心して、ちょっと嬉しくて、ちょっと不安だった
「ああ…まあな」
「名前は何っすか？」
『A』
「いい名前っすね！美味しs…じゃなくてよろしくっす！オレはドネーっす！」
『う、うん。よろしく！』
美味しそうと聞こえた気がするけど
気のせいにしておくことにした
「じゃあオレはそろそろ帰るっす！」
と言って飛んで行った
「…ということでしばらくここにいろ」
命令口調だったけど、居てもいいってことだから
とても嬉しかった
「俺はヴィラ」
『よろしくね！ドラさん！』
「お…おい…ドラさんってなんだよ」
『ドラゴンのドラさん！よろしくね！』
「お…おう…」
少し顔が引きつっていたけど
別にいいよね！
.
『という訳で今に至るのです！』
「何言ってんだオメ」
『へへへ〜♪』
「たっく…」
結構幸せです！
お肉美味しいし、他のドラゴンとか妖精とかも
仲良くできるしで…毎日楽しいんです！
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*＊スミレ＊* - https://uranai.nosv.org/u.php/novel/riru01/ (2019年3月27日 23時) (
レス) id: 71a9b12fca (このIDを非表示/違反報告)
*＊スミレ＊* - 如月唯奈さん» 返信遅くてすみません、読んでいただきありがとうございます！尚、私はもう書ける自信がないので他の方にお譲りさせていただきました…。良ければこちらのURLでお読みくださいませ。 (2019年3月27日 23時) (レス) id: 71a9b12fca (このIDを非表示/違反報告)
如月唯奈(プロフ) - 面白いです！説明が短いので、すらすら読むことが出来ました！！！これからも頑張ってください！ (2019年3月11日 14時) (レス) id: 0a57facb33 (このIDを非表示/違反報告)
*＊スミレ＊* - かどけ氏さん» 読んで頂きありがとうございます！ドナーさんのノリはどこぞのキャラを少し意識して書きました。これからも頑張ります！ (2018年10月12日 19時) (レス) id: 5de6f21aba (このIDを非表示/違反報告)
かどけ氏(プロフ) - とても良いお話ですね、続きが気になります！個人的にドナーさんのノリがすごい好きです。更新頑張って下さい！ (2018年10月11日 5時) (レス) id: 47936fd8da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*＊スミレ＊* | 作成日時：2018年9月25日 16時
