live in different worlds

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とは言ったものの…





透｢着きましたよ、工藤家に」






やはり安室さんには
敵わなかった…。







車を降りて玄関を開けると
赤井さん…いや、
沖矢さんがでてきた。






昴｢Aさんお帰りなさい。
遅かったので
迎えに行こうかと
思っていましたが、
安室さんが送ってくれたみたいですね」




なんて安室さんを
見て言う沖矢さん。







透｢ええ。
偶然自販機で会いまして
暗かったので
送ってあげたんです。
まさかあなたが居候している
家だとは思いませんでしたけど」




と返す安室さん。






やっぱりこうなるよね…。







この空気やばい。








昴｢偶然…ですか。
Aさんは阿笠さんの
お知り合いのお孫さんで
花屋の店主が老人のため
Aさんにお願いしたんですよ。
Aさんの家からでは
遠いのでここに住むように
阿笠さんが工藤さんに
頼んだみたいですよ。
安室さんが思っているような
関係ではありません」






もう2人してバチバチ。





ああ、ここから
立ち去りたい気分…。





透｢別に僕は
何も思っていませんよ。
夜道の女性のひとり歩きは
危険だと思っただけです。
それでは僕は帰りますね」





と言い残し
安室さんは帰って行った。








これからは
安室さんと沖矢さんは
会わせないほうがいいね、うん。





まさかここまで
仲が悪いとは思ってなかった…。

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