惑わせる彼Ⅴ【紫】 (ページ41)

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あぁーなるほど。

つまりは私と遊ぶ約束を内緒にしていたのに
(渡辺君わかりやすすぎて)

ここの人たちにバレたと。

佐久間「そーいや聞いたよ？今バイトお休みなんだって？」

『そんなことまでもうバレてるんですか？』

佐久間「なべがポロっとね！ｗｗ」

『まぁ、そうですけど・・・』

深澤「これは俺らと遊ぶチャンスじゃーーん？」

正直、この休暇の間も週に２、３回しか
卒業式までは学校に行かないし

暇。

でも、大学生の先輩方と遊ぶのって気が引けるなぁ

ましてや、深澤先輩に一応告白した身なんでね？

『あ、遊んでくれるんですか？』

深澤「おれらのかわいいAちゃんじゃん？ね、佐久間」

佐久間「もっちろん！！」

岩本「おれたちがいるの忘れんなよー」

『っていうか、今どこで何してるんですか』

佐久間「駅前のファミレスでさっきまでは恋バナとかしてた！」

『メンズ四人で恋バナ・・・(笑)』

ちょっと想像したら面白いな、なんか。

渡辺「なぁ、A？」

『どうしたの渡辺君』

渡辺「俺は二人で出かけたいんだけど。」

『来週でしょ？私もそのつもりだけど・・・』

深澤「えーーー？俺らダメ？いい財布になるよ？」

いつもよりなんだか固執して日曜の予定に割り込んで来ようとする深澤先輩

なんだか様子が少し変
何かあったのかな

『先輩とはまた今度遊びましょ？卒業式までまだまだ暇なので。』

深澤「・・・・ちぇ。」

佐久間「じゃあ俺はふっかと予定入れるー」

『また誘ってください！』

少しだけ電話越しに唸ってる深澤先輩の声が聞こえた。

深澤「じゃあ、高校生最後の日俺にちょーだい？」

『え？それって・・・。』

深澤「Aちゃんの高校、卒業式いつ？」

『3月の3日ですけど？』

深澤「じゃあ3月2日。俺の為にあけて？」

『・・・っ、わかりました。』

深澤「ん。俺はそれで満足！ゎら」