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「・・・はじめまして、竜宮さん?」
驚いた顔をすぐ取り繕うように笑顔になった彼女。
・・・流石だ。
余りに自分に似すぎた私の顔に、驚かないハズないのに。
「はじめまして、綾瀬様。私、良くパーティーなどで綾瀬様に見間違われる事があったから、綾瀬様にお会いするのをとても楽しみにしていましたの。ですが私とは比べ物にならないくらいにお綺麗な方ね。こんな方と見間違われるなんてとても光栄ですわ。」
私はそんな事を言いながら綾瀬ミホに右手を差し出す。
綾瀬ミホはニッコリ、笑顔でそれに答えた。
「竜宮さんの方がお綺麗でしてよ。」
まあ、あんま変わんないよね。
内心そう思いつつ私も笑顔で返した。
「竜宮さん、よろしければ職員室までご案内致しましょうか?」
「あら?よろしいのですか?」
「ええ、もちろん。」
「それじゃあお言葉に甘えてよろしくお願い致しますわ。」
「よろこんで。それじゃあ皆様、HRに遅れないようにお気をつけてくださいね。」
そこにある皆に笑顔を振り撒き、彼女は歩き出す。
私も皆様に軽く一礼をしてから後に続いた。
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あゆみ - ここまですごく面白かったので続きも楽しみにしてます!更新頑張って下さい\(*⌒0⌒)b♪ (2015年9月21日 17時) (レス) id: 5caf3af081 (このIDを非表示/違反報告)
マロン - 更新楽しみに待ってます!頑張ってください! (2014年1月16日 19時) (レス) id: 92feccc4ca (このIDを非表示/違反報告)
謎の月(プロフ) - ニアさん» コメントありがとうございます!とても嬉しいです!これからもお読み頂けると光栄です (2014年1月12日 22時) (レス) id: 3695c26c2a (このIDを非表示/違反報告)
謎の月(プロフ) - あゆさん» コメントありがとうございます!嬉しいです!もう更新するつもりはあまりなかったのですが、もう少し頑張ってみます! (2014年1月12日 22時) (レス) id: 3695c26c2a (このIDを非表示/違反報告)
ニア - 泣きました、笑いました。 最高です! (2013年12月30日 22時) (レス) id: 04fbca3b91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鵲 | 作成日時:2013年1月12日 23時