お男子ヤン！！

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「ミホ！！」



はいはい、私は確かに綾瀬ミホに似てると昔から言われますが、綾瀬ミホではございませんよ〜っと。

そんな事を考えつつ声のした方を見やれば、超絶美少女がニコニコしながら私に向かって手招きをしていた。


え、何あの子可愛い。
あんな可愛い子みた事ない。

写真では笑ってなかったからなあ。笑うと超絶可愛い。可愛すぐる。


そんな超絶美少女に吊られるかのように足をそちらに向ける私。

あ、けど誤解のないよう言っておかなくては。
だって確かこの子、"調査"によると―――



「先に言っとくけど、私、綾瀬ミホじゃないからね？"ひなた"君？」


「？何言ってんだ？ミホ」



見た目は確かにそっくりだろう。
私もそう思う。

何度社交界で間違われた事か。


そんな事を考えていると、ドカッと、後ろから肩を組まれる。



「ぐえっ。何すんだなーぎん！！」


「おいおい、ぐえっつったぞコイツ。こんな女らしさも欠片もねーような声を上げるヤツがお前以外にいんのか？第一お前以外にこんなブス顔のヤツがいるわけねーだろ。いたらこえーわ。吃驚だわ。」


「あんたの口から繰り広げられる罵倒の数々に吃驚だわ。」

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