入学式後 ページ6
??「A君!」
大きな声で呼ばれ、振り向くと七草真由美がいた
後ろにはおなじみの生徒会もいる
『真由美?どうしたんだ?何か用か』
真由美「あら!何か用がなければきてはいけないのかしら?」
『ごめんごめん、で、どうした?』
真由美「いえ、素晴らしいスピーチだったと伝えに来たのよ」
『そりゃどうも』
真由美「これで差別意識が少しでも無くなればいいんだけど」
言い忘れていたが、この学校には二つのグループがある
《ブルーム》と《ウィード》
つまり、1科生と2科生のことだ
この割り振りは入試の実技試験で決まる
上位100名が1科生
その他は2科生になる
これにより、1科生は自分達より劣る2科生を下にみてしまう傾向がある
このことには俺を含め、生徒会や風紀委員会、部活連が頭を悩ませている
だからあえて先程のスピーチで平等を強調したのだ
そのことが効いていればいいんだけど
『そんなに簡単に解決したら、こんなに悩んでないよ』
真由美「それもそうね」
服部「あ、あの!Aさん!え、えっと・・・今度また、自分のCADの調整と練習に付き合って頂けませんでしょうか!」
生徒会副会長 服部刑部
良くも悪くもこいつは真面目なのだ
『CADは分かるが、練習なら十文字や桐原がいるだろう』
服部「自分はまだ未熟です!なので、自分より遥かに強いAさんの技量を盗みたいと思っております!」
・・・・・・・・
こいつ
『本っっっっ当に、お前は真面目だなー!そんなこと本人の前で言うもんじゃないぞ』
服部「は、はい!」
練習相手に、ね
『だったらこうしよう。十文字に一度でもかすり傷をつけることができたら、俺が練習相手になってやる』
服部「はい!頑張ります!中条!十文字会頭は何処に!?」
中条「えぇ!?あ、その、多分部活連の会議中・・・」
服部「会長!自分はこれで失礼します!うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
服部は真由美にそう言い、雄叫びをあげながら去っていった
真由美「ふふふ、はんぞー君、真面目ね、余程A君との練習がしたいんだとみえるわ」
『俺としても、あいつには期待しているが、十文字のファランクスをやぶらないかぎり俺にはついていけないのでな』
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どゆこと? - なんでやねん。その程度、いちいち自分だけで対応できないとか、原作時以下でごみだな。七草。仲裁もできねえとか、かす。つか、No.1の家柄を探るなよかす。敵対だからそれ。くっさ。 (2023年1月25日 5時) (レス) @page10 id: dc300e8072 (このIDを非表示/違反報告)
無_名_(プロフ) - 面白くて何回も読み返しています!横浜争乱編とても楽しみにしています!更新頑張って下さい! (2021年6月27日 18時) (レス) id: c007f713c5 (このIDを非表示/違反報告)
ハヤ(プロフ) - とても面白いです!オチとかももしあれば楽しみにしてます!更新待ってます! (2020年12月15日 19時) (レス) id: b0e8ef1a15 (このIDを非表示/違反報告)
銀髪LOVE(プロフ) - 面白いです!続きを楽しみにしています! (2020年11月15日 11時) (レス) id: 479dd11547 (このIDを非表示/違反報告)
まろん - 凄く好みの作品で面白かったです!更新頑張ってください!待ってます! (2020年11月11日 23時) (レス) id: 00d6e1a3ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彗星 | 作成日時:2020年9月8日 20時