デデデ兄弟の過去物語2 ページ9
しかしそんな中、2人をまとめて引き取りたいと言う女性が現れた。
彼女は農家を営んでいて、ある程度働ける年齢の子供が欲しいそうだった。
その女性の養子となった2人は、血は繋がっていないが、戸籍上本当の兄弟となった。
2人はその人のもとで、農家を手伝いながら暮らした。
裕福とは言えないが、やっと手に入れた家族がいる人生。それはAにとって幸せなものだった。
しかし、Aが優しい母、そして相変わらずこき使ってくる兄と過ごせた時間は思っていたよりも短かった。
本当の家族のように3人が暮らせたのはたった数年。もともと病気がちだった母が他界したのだ。
急に居場所を失った2人。
もともと種族が違うから、成長にかかる年月も違う。
しかし2人とも、充分に成長していた。
Aは職員として孤児院で働かせてもらうことになった。
一方デデデは、独立して新しい場所に行くことに決めた。
デデデは、「わしはいつまでもAの兄ゾイ」とだけ言い残して出て行った。
それから何年も経ってから、Aはデデデがどういうわけか、どこかで大王になったことを知った。
兄さん、頑張ってるなぁ。なんて思いつつ、Aは孤児院で働いていた。
2人は時々手紙でやりとりをしていたものの、会うことはなかった。
だからあんな急に、しかも強引にに呼びだされた時は驚いた。
けど何か兄さんにも考えがあるんだろうと思った。
「とまあこんなことがあって、私は昔から兄さんの言うことに従ってるんだよねー!」
Aは明るく話を締めた。それに、あなたはどう思っているかは知らないけど、不思議とあなたとの結婚を悪く思っていない。とだけ最後に付け加えて。
それはメタナイト卿も同じ気持ちだった。
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ネヴァライス(プロフ) - これは…、メタ様の夢小説で結構印象に残りました! (4月21日 20時) (レス) @page40 id: 809f109241 (このIDを非表示/違反報告)
黒子(プロフ) - あ、、、ああ、、、、ありがとうございますッ!神様!仏様!Rappi様!(銃声よりも大きい声で) (2022年6月20日 15時) (レス) @page41 id: 8be73a6839 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - ガチでメタ様と結婚できる世界線でしたわ…やっぱり何回見ても飽きませんねぇ…主様……いえ…神様…メタ様と結婚できる世界線を作ってくれてありがとうございます…あぁ…すき…♡ (2022年3月12日 18時) (レス) @page41 id: 1fcc16bd5c (このIDを非表示/違反報告)
アリス - か (2020年6月28日 15時) (レス) id: 2da4c0c194 (このIDを非表示/違反報告)
ことユリ(プロフ) - ああああああああああああああああああああああああああああああ(デデデ兄さアアアアアアアアアアアアアん(泣) (2020年4月2日 1時) (レス) id: 7dc8d53c73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rappi | 作成日時:2019年2月24日 3時