〈キングダム〉甘味処

昌平君_夢の中 ページ12

※恋人設定

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普段多忙な昌平君は久々の休暇をとっていた


(今日は一日昌平君と一緒に居られる！)


せっかくの休みなのでゆっくり一人で
過ごすものだと思っていたAだが、
昌平君が一緒に居ても良いと言うので
言葉に甘えることにした



「昌平君、おはよう」


昌平君の自室に入る

木簡を読んでいるようだった


「休みの日くらい休んだら？
　美味しいお菓子持ってきたよ」


ふう、とため息をついてこちらに向かって歩いてくる


「それもそうだな。
Aとゆっくり会えるのも久しぶりだ。」


頭を優しく撫で、抱きしめられる

大好きな昌平君の匂いに心が落ち着く



「そうだね。最近いろんな事があって
　昌平君に話したいことがたくさんなの。
　聞いてくれる？」


「もちろん。」




そこから何時間経っただろう


「たくさん聞いてくれてありがとう。
　私、そろそろ帰るね。」


立ち上がろうとした瞬間腕を掴まれ
昌平君の腕の中に入る


「俺が帰したくないと言ったらどうする？」



「っ…！嬉しいけど、しょ」


話している最中に唇を奪われた



「しょ、昌平君、」


久しぶりの口づけに早々に息が上がる

舌が絡まり腕の力が抜けそうだ



「ずっと言おうと思っていたんだが
　ここで一緒に暮らすというのはどうだ？」


「…へ？…居候ってこと？」


急に唇が離れ、何を言い出すのか

頭がついていかなかった



「違う。ここで俺の妻として
一緒にいて欲しい、という事だ。」



「そろそろ子も欲しいしな。」



「え、えっと、あ、」


昌平君の吐息がかかるくらい至近距離からの
唐突な言葉に恥ずかしさと嬉しさと
いろんな感情が込み上げる



「…嫌か？」


「…そんなわけないじゃないっ」


ぐい、と昌平君の胸元を掴み口付けた



「不束者ですがよろしくお願いします」



まるで夢の中のような
ふわふわとした気持ち

これが幸せなんだ



「愛してる、A」



優しく微笑んだ昌平君が再び唇を落とす


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昌平君 出来れば子は3人欲しい

A 昌平君が望むのなら…

昌平君 無理をさせてしまうが許せ

A (こんなの、心臓がもたないっ///)

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