天然記念物カップル【牛島若利】

天然記念物カップル０３ ページ3

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みーんな、目を丸くして、若利クンを見る。
モチロン、心のなかは、こーん名感じ。

((…それって、恋なんじゃ……?))

うん、それはきっと恋。
そもそも若利クンは、天然水並みに天然だから、恋自体わからないと思うケド。

｢若利クーン、それはきっと、『恋』だよ｣
｢？｣
｢人が、人を愛すコト。
この人となら、こうなってもいいなあ、とか。
この人となら、不幸になってもいいな、って思うのが、『恋』ダヨ!
つまり若利クンはいま、その子に恋をしている!!｣

ビシーーーッと、かっこ良く言ってみる。
自分でも決まったと思うケド、先程から、賢二郎の視線が痛い。
まあ、気にしてないケドね!!!

｢……そうか。俺は、恋をしているのか｣
｢そうそう! で、相手は誰??｣

この場にいる者、全員が聞きたがっていたことを述べる。
あきらかーに、英太クンとかが反応した。
わかりやすっ。あとでチョコアイス奢ってもらおー。

｢? 同じクラスの、高橋だ｣
｢｢えっ?｣｣

高橋、って…。

｢『３学年天然トップ２』の傍らジャン!!!｣



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